株式会社丸善ジュンク堂書店は、ジュンク堂書店 池袋本店で2019年8月に開催された、現役のカリスマ予備校講師を招いたイベント「ジュンク堂書店で学ぶ、高校生のための本棚会議」の内容を収録した書籍『本棚の前でする勉強の話』を刊行し、2020年1月8日(水)より発売します。全国の丸善ジュンク堂書店系列店舗(書籍取扱店)とhonto 本の通販サイトにてお求めいただけます。

書籍『本棚の前でする勉強の話』概要
判型:46判型(188×128mm)
ページ数: 104
発売日:2020年1月8日(水)
定価:本体価格 800円+税
発行:株式会社丸善ジュンク堂書店
販売店舗:全国丸善ジュンク堂書店(文具専門店を除く)、honto 本の通販サイト

『本棚の前でする勉強の話』書影

イベント「高校生のための本棚会議」について
「高校生のための本棚会議」は、ジュンク堂書店 池袋本店による、講師と参加者が一緒に本棚を回り、本の話をしていただく人気のトークイベント「本棚会議」を、中学生~高校生に向けたイベントとして2019年8月に全5回で実施したものです。
イベントの講師として参加いただくことになる野島博之先生からお声がけいただき、ご自身を含む5名の現役の予備校講師の方々をお招きして、特に大学受験の勉強を本格的に始める前の中高生を中心にご参加いただきました。講師にはジュンク堂書店 池袋本店の売り場である本棚の前で勉強について語っていただくのに加え、受験勉強に役立つ書籍を紹介いただくなど、自在にお話しいただくことで、好評を博しました。
このイベント内容を後日ハイブリット型総合書店hontoのウェブサイト(大日本印刷株式会社運営)上にて公開したところ、SNSを始めとして大きな反響をいただきました。またイベントのクオリティも高く、書店として自らが発信する内容としてふさわしいと考えて、一部hontoの協力を受け書店である株式会社丸善ジュンク堂書店自らが書籍『本棚の前でする勉強の話』として刊行することとなりました。
書籍化に当たっては、イベント内の講師の発言に加えて、講師のインタビューを加えました。各講師のインタビューには、勉強をする本来の意味と、受験勉強に読書と書店がどのように貢献できるかなどのメッセージが込められております。

書籍『本棚の前でする勉強の話』の内容
特に中学生や高校1~2年生の方のように、進路に悩まれている方や進路に向けた勉強を本格的に始めようとする方に読んでいただければ、「学び」に関連する本の選び方や読み方に新しい視点を育んでいただけると思います。
実際のイベントでも対話形式で進んでいたことから、全文インタビュー形式の文体にして、読みやすい構成を意識しました。将来的に受験を意識するお子様がいらっしゃる方や指導者の方にも勉強の導入として気軽に読んでいただくことができます。
講師の方々により本文中で実用的な参考書を推薦いただいている一方で、受験勉強に対してより視野を広く臨める「学び」の本質に役立つ書籍もご紹介していただいています。
またイベント後に具体的な質問に答えていただき収録したことで、中高生の方々に向けたメッセージがより伝わると思います。

目次構成
<第1回>「教科書を使って頭脳を鍛える」(社会(日本史))
野島 博之(のじま ひろゆき)/ 学研プライムゼミ特任講師
抜粋:「歴史を学ぶには想像力が欠かせない」
<第2回>「ためになって、楽しめそうな本を選びたい! 」(英語)
竹岡 広信(たけおか ひろのぶ)/ 駿台予備学校英語科講師・学研プライムゼミ特任講師
抜粋:「英作文は日本語を日本語に訳す能力」
<第3回>「『読』と『解』の正しい方法」(国語(現代文))
池上 和裕(いけがみ かずひろ)/ 駿台予備学校現代科講師・学研プライムゼミ特任講師
抜粋:「前提となる『知識』があるだけで、話がスッと頭に入ってくる」
<第4回>「高校理科からサイエンスへ」(理科(物理))
高橋 法彦(たかはし のりひこ)/ 駿台予備学校物理科講師・学研プライムゼミ特任講師
抜粋:「本はサイエンスの裏側のエピソードを教えてくれる」
<第5回>「受験数学と数学へ行ったり来たり?本屋さんは最高の学習の場」(数学)
鹿野 俊之(しかの としゆき)/ 大手予備校講師を歴任。
抜粋:「数学は問題を『読む』ことができるかどうか」

丸善ジュンク堂書店による中学生・高校生への読書接点の拡大について
丸善ジュンク堂書店では、ジュンク堂書店 池袋本店で過去に展開した「立教大学文学部書店」内で、学部生向けの選書コーナーを設けたことにより、立教大学を目指す高校生の方にも反響があり多くの方に足を運んでいただきました。また今後も店舗近隣の学校と連携した売場の設置など、中高生の方に書店へ足を運んでいただき、より書籍に親しんでいただけるような取り組みを継続していきます。