{"product_id":"9784065315873","title":"非有機的生","description":"「非有機的生」とは何か？\u003cbr\u003e言うまでもなく、人間も含めた生物は有機体であり、その本質は「有機性」にある。しかし、人間がすべて有機性によって説明されるのかといえば、決してそんなことはない。\u003cbr\u003e例えば、自然の中には有機性をそなえた生物もいれば、有機性をもたない鉱物もある。しかし、人間が自然の中にあるものを加工し、改変を加えてみずからの有機的生のために利用するとき、それらの対象は総体として非有機的な「自然」として捉えられている。その結果、その「自然」の一部である人間もまた非有機的なものとして捉え返され、政治はそのような対象としての人間を操作し、駆動していくだろう。ここにあるのは「生政治」と呼ばれる問題にほかならない。\u003cbr\u003eこのように単純な二項対立としては捉えられない有機性と非有機性は、技術や政治のみならず、思想や文学、芸術など、どこにでも見出される。目次を見れば明らかなように、本書をなす各章で扱われる対象は実に多様である。そこには、西洋／東洋、精神／身体、概念／図像、制作／生成、樹木／リゾーム、自我／魂、戦争（war）／闘争（combat）、権力／力、超越性／内在性、二元論／一元論、物質／理念、実体化／非実体化といった幾多の二項対立が広がっているが、それらはすべて有機的生／非有機的生という二項対立と交錯し、重なり、ずれながら、一つの巨大な問題系を照らし出していく。\u003cbr\u003eこれまで身体、知覚、イメージといった問題を中心にして哲学や思想を、歴史や政治を、そして文学や芸術を多彩に、細やかに、そして大胆に論じてきた著者は、みずからの思索の全体を「非有機的生」という言葉を携えて俯瞰し、整理し、編み直してみせる。本書は、長年にわたる執筆活動を経てきた著者の集大成にほかならない。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e［本書の内容］\u003cbr\u003e見取り図──なぜ非有機性か\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e序　章　（非）有機性についての混乱を招きかねない註釈\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e第I部　総　論\u003cbr\u003e第一章　東洋、生成、図像\u003cbr\u003e第二章　芸術と器官なき身体\u003cbr\u003e第三章　人間あるいはシンギュラリティ\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e第II部　各　論\u003cbr\u003e第一章　倒錯者のエチカ\u003cbr\u003e第二章　ブランショの革命\u003cbr\u003e第三章　知覚、イメージ、砂漠――仮説的断章\u003cbr\u003e第四章　顔と映画\u003cbr\u003e第五章　映画の彼方、イメージ空間\u003cbr\u003e第六章　時間の〈外〉とタナトス\u003cbr\u003e第七章　反〈生政治学〉的考察\u003cbr\u003e第八章　知覚されえないが、知覚されるしかないもの\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e終　章　問いの間隙と分岐","brand":"講談社","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":48423397720368,"sku":"","price":2475.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784065315873","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}