{"product_id":"9784065443583","title":"なぜ賃金は上がらないのか　日本経済30年の陥穽","description":"食品から日用品まで、何もかも驚くほど高くなった。\u003cbr\u003eスーパーで目にする野菜の値段が少しずつ上がっているなと思っていたら、「令和のコメ騒動」が起き、同じ価格でも内容量を減らす「ステルス値上げ」が普通になった。\u003cbr\u003e長く続いたデフレの時代が終わり、生活必需品の値上がりが、暮らしを直撃している。\u003cbr\u003eその分賃金などの収入が上がっていればいいのだが、一向にその実感はない。賃金の上昇率から物価の上昇分を引いた「実質賃金」は４年近くもマイナスが続いていることが示すように、その実感は、統計にもはっきり表れている。\u003cbr\u003e物価上昇のしわ寄せが、暮らしを直撃しているのだ。\u003cbr\u003eいったいなぜこんなことになってしまったのか。\u003cbr\u003e急激な円安によって輸入品やエネルギー価格が上がったためなのか。\u003cbr\u003e企業が値上げで儲かった分を労働者に還元せず、「内部留保」として貯めこんでいるためか。\u003cbr\u003e日本人の働き方は効率が悪く、「労働生産性」が低いためか。\u003cbr\u003e各企業の労働組合の交渉力が弱く、大企業の言うがままになってしまっているのか。\u003cbr\u003e本書では、こうした俗説を一つひとつ検証し、その当否を探っていく。\u003cbr\u003eもう一つ、いま労働の現場でもっともよく聴かれる言葉が「人手不足」である。\u003cbr\u003eとくに飲食や宿泊などのサービス業では、客を集める人気店でも人出が足りないために接客ができず、予約を断るケースもある。\u003cbr\u003eまた、介護や医療などの現場の人手不足も深刻で、外国人材の手を借りないと維持できないことがはっきりしている。\u003cbr\u003eなのになぜ、賃金は上がらないのか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e第一線の労働経済学者として活躍する筆者は、物流や運送業界などの現場の声を聴き、その実態を見ることから、日本の賃金が上がらない本当の理由を明かす。\u003cbr\u003e人手不足に悩む労働の現場では、いままで８人で担っていた仕事を７人で回し、同レベルの成果を出す「効率化」を進めてきた。\u003cbr\u003eしかし、現場の労働者の献身的な努力や「カイゼン」によって「効率化」すること自体が、実は、日本の低賃金を固定化している可能性がある、と筆者は言う。\u003cbr\u003eそれはいったいどのようなメカニズムによって起こっているのか。\u003cbr\u003e緻密なフィールドワークを基礎とする研究を重ね、日本の低賃金の謎に真正面から挑んだ、画期的な論考。","brand":"講談社","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":66783906857264,"sku":null,"price":1100.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784065443583","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}