{"product_id":"9784305710734","title":"怨霊と鎮魂で読み解く日本芸能史","description":"日本人はことさら「和」を大事にする民族であることは誰しも疑わない。なぜそこまで「和」にこだわるのか？　それはどのような時に「和」が乱れるのかを考えると分かりやすい。「和」が最も乱れるのは、競い合った結果、勝者と敗者が生まれ、敗者は勝者に対して強い怨み（怨念）をいだくことになる。\u003cbr\u003e古来より日本人は、人間が怨念をいだいたまま死ぬと「怨霊」になると信じてきた。長屋王、菅原道真、崇徳天皇……日本史に名を残す怨霊とされる人物たちがいる。時の為政者たちは天災や飢饉など世の乱れを怨霊の祟りと恐れ、諱号を与えたり、大仏を建立したりと鎮魂に躍起になった。そしてそこから生まれたのが、「古今和歌集」であり、「源氏物語」や「平家物語」であった。\u003cbr\u003e芸能史の観点からみると、それまでは祟り、憑依を怖れて琵琶法師が語るにとどまり、演じられることがなかったが怨霊の話だったが、「平家物語」がまさにターニングポイントであった。「平家一門の供養」を大義名分として、死霊を登場させる悲劇がタブーでなくなったのである。「語り物」だった平家の悲劇を、能の役者は「面」を着けることにより「怨霊」を演じ、芸能への進化させていった。\u003cbr\u003e本書は「怨霊信仰」が日本の歴史を動かす大きな要因だったのか，能にどのように繋がっていき、どのような進化を遂げたのかを、「鉢木」、「俊寛」、「頼政」、「安宅」などの演目を取り上げながら解説し、能に詳しくない方でも楽しめるように書かれている。","brand":"笠間書院","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":50518590488880,"sku":null,"price":2200.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784305710734","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}