{"product_id":"9784591162064","title":"私の後始末","description":"老年の多くの苦しみは、\u003cbr\u003e人間の完成のための試練である……。\u003cbr\u003e５万部のヒットとなった「人生の値打ち」に続く、\u003cbr\u003e曽野綾子さんの待望の新刊。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eどうやっても思い通りにならない「厄介な時代」なのだから、\u003cbr\u003eむしろ、自分を強く持ち、孤独を怖れず、\u003cbr\u003e本音で老いを愉しむための一冊。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこれまでに曽野さんが長年に\u003cbr\u003eわたって出された数多くの書籍から、\u003cbr\u003e特に心に響く文章を２６９集めました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e§ほとんどのことは「たかが」と思う\u003cbr\u003e§暮らしぶりの優劣と幸福は関係ない\u003cbr\u003e§持っていないものを数えない\u003cbr\u003e§人生は「こんなはずではなかった」の連続\u003cbr\u003e§幸福を感じる能力は、不幸の中でしか養われない\u003cbr\u003e§「させられる」を「してみる」に変える\u003cbr\u003e§「手抜き、ずる、怠け」を上手に使う\u003cbr\u003e§清流だけでなく、濁流にも身を置く\u003cbr\u003e§大切な人生の選択は損得で決めない\u003cbr\u003e§余生の感覚ができると、見方に余裕が生まれる\u003cbr\u003e……\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e（本書前書き）\u003cbr\u003e　いつの日からか、「その日、その日」を\u003cbr\u003eどうやら生きてしのいでいけば、\u003cbr\u003eそれで人生の「今日の日」は成功だったのだ、\u003cbr\u003eと私は思うようになっていた。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこんな性格だから「後始末」が\u003cbr\u003e完璧に終わることなどないだろう、\u003cbr\u003eというくらい最初からわかっていた。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eしかし人間は、時々、そしていつも、\u003cbr\u003e少々体裁のいいことを言いたがる。\u003cbr\u003eつまりいつの日か、\u003cbr\u003e健康で時間さえあれば、\u003cbr\u003eすべての身辺整理の後始末はつくような\u003cbr\u003e言い方をし続きていくものなのだ。\u003cbr\u003e人間の向上心、善意なるものも、\u003cbr\u003e往々にしてそのような空虚な言葉で\u003cbr\u003e時間稼ぎをしている。\u003cbr\u003eしかし何にせよ「稼げる」という行為は大したものだ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこれもまた物議をかもす言い方だろうが、\u003cbr\u003e万引きだってスリだって、\u003cbr\u003eその犯罪的な行為によって稼げなければ、\u003cbr\u003eその人は生きていけない。\u003cbr\u003e生きていくということは、\u003cbr\u003eしかし人間を認める大前提なのだから、\u003cbr\u003e世の中のことは簡単に言えなくなる。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e希わくば、この世のことはあまりこんがらがることなく\u003cbr\u003eとにかく終わっていくことを、\u003cbr\u003e私はひたすら望んでいる。\u003cbr\u003e私という人間が生まれて、長生きをしてしまった以上、\u003cbr\u003e後始末がせめて簡単に終わりますようにと願っていたら、\u003cbr\u003eこんなメモの片々が手許に残った。","brand":"ポプラ社","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":48475494940976,"sku":"","price":880.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784591162064","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}