{"product_id":"9784622089322","title":"絵の幸福","description":"幼少時から「息をするように絵をかいてきた」画家・設楽知昭は、ある時、絵をかくとはどういうことかがわからなくなった。ぐにゃぐにゃになり、血みどろになり、言いよどみながら、生や死という、人間であればだれもが対峙するものと向き合う画家。そのリハビリテーションの試みを、美学研究者が追った。\u003cbr\u003e著者が画家を観察しつつ、芸術制作をみる基礎においたのは、ギリシア語の「中動態」すなわち能動／受動、主体／客体の対立とは別の考え方だ。\u003cbr\u003e見ることとかくことが直結して反転するよう、鏡に指で描いて写し取る。等身大の人形を吊ってポリエステルフィルムにトレースをする「人間写真機」。透過光と反射光の原理。人工夢透明壁画。二つ折り。雲と穴。模型。妄想をかくのでなく、かくこと自体が妄想であった大きなノート。\u003cbr\u003eいつしか絵とそうでないものとの区別が働かなくなり、力の抜けた「無為の場」が現れる。絵をかきながら、そんな〈仕組みをつくる〉こと。自分を自分として生きるという希望、すなわち「自由」。\u003cbr\u003e画家は愛知県立芸術大学教授として長年、学生の教育にも尽力してきた。学生と対話し、技法やアイデアの練り方を語っている。画家にとっての幸せとは、人が幸せに生きるとは。論考・対話・画集を一冊にした美しい本。","brand":"みすず書房","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":48477769204016,"sku":"","price":4400.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784622089322","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}