{"product_id":"9784622097501","title":"将軍の都の客人","description":"「さてわたくし ふといど（江戸）かんだ（神田）みな（皆）川町へまへ（参）り なんぎ（難儀）いたし候（私は思いがけず江戸の神田皆川町へ参りましたが、とても大変な思いをしました）」\u003cbr\u003e1839（天保10）年の秋、越後（現・新潟県）の実家の母のもとに送られた一通の書状。差出人の娘・常野（つねの）は、決意を胸に、ひそかに故郷を捨てて江戸へと旅立っていた。本書は、19世紀前半の日本に実在した女性の起伏に富んだ生涯を、アメリカの日本史研究者が解き明かす歴史書である。\u003cbr\u003e1804（文化元）年、越後は石神（いしがみ）村の浄土真宗の寺・林泉寺（りんせんじ）に生まれた常野は、３度の離縁をへて36歳で江戸へ出奔。旗本・松平友三郎の屋敷や歌舞伎役者・５世岩井半四郎が所有する屋敷に奉公して自活する日々。同郷の幼馴染・博輔（ひろすけ）との破局と帰郷。南町奉行・遠山左衛門尉景元（名奉行「遠山の金さん」のモデル）に仕官がかなった博輔に請われ、再び江戸へ。一方、国内外の状況は揺れ動き、米提督ペリーの来航が目前に迫っていた。\u003cbr\u003e常野が林泉寺の家族と取り交わした約130通におよぶ書状や同時代の多彩な史・資料をもとに、彼女の実像と江戸後期を生きた人々の息吹を蘇らせる。全米批評家協会賞受賞、中・韓・独・露など多言語に翻訳されている世界的話題作。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e事実は小説よりも奇なり。予測のつかない常野の人生に、ページを捲めくる手が止まりません\u003cbr\u003e――髙田郁（小説家。「みをつくし料理帖」「あきない世傳 金と銀」「志記」シリーズほか）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e田舎を捨ててスリル満点の大都会の孤独へと飛びこむ姿、なんども過ちを重ねる常野の姿が、琴線に触れる読みやすい物語としてつむがれる……史料と文学的考古学が生んだ小さな奇跡\u003cbr\u003e――リチャード・ロイド・パリー（『ザ・タイムズ』アジア編集長。『狂気の時代』『黒い迷宮』『津波の霊たち』）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e19世紀の日本で、人並はずれた決心を抱いたある庶民の女性を、想像力を駆使して蘇らせた物語。常野の心の内と、彼女を打ちのめす社会をとらえ、その物語を圧倒的な力で歴史のなかに刻みつけている\u003cbr\u003e――キャロル・グラック（コロンビア大学名誉教授。『戦争の記憶』）","brand":"みすず書房","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":50670963228976,"sku":null,"price":3740.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784622097501","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}