{"product_id":"9784861828713","title":"ゆっくりの美学","description":"初の〈太田省吾〉論！\u003cbr\u003e沈黙劇 と呼ばれる独自の舞台を生み出し、今も、世界で高く評価される太田演劇。その劇宇宙の全貌を、初めて論ずる。生前の本人との対談も収録。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e太田省吾は、なぜ「沈黙劇」に至り着いたのか。\u003cbr\u003e　言葉を失い、動きが緩慢になり、何もかも奪われてしまう過程で、すべてを奪い尽くされた地点、つまり死者の視線から、現在を見返すこと、そこに「希望」や「未来」を見ようとしていたのではないか。\u003cbr\u003e　演劇は、人の行為によって、つまり誰か（自分も含めて）を「演じる」ことで、そこに虚構の事象を立ち上がらせる。その力業を、これまで「演劇」と呼びならわしてきた。だが太田は、そうした虚構をつくりださない。自然と人間の関わりに目を凝らし、そこにすでに胚胎している事実を、人間（俳優）のささやかな行為で取り出してくる。それは木の中に本質が宿り、それを削り出すことで露わにする彫刻的発想と似ている。それが太田の虚構を演じない〈劇〉ではないか。\u003cbr\u003e　何もないこと、それは自然の景観と同義だ。その巨大な自然と相まみえることで、人間の中に〈劇〉が生まれる。それをわたしは、太田省吾の劇宇宙と呼びたい。この〈劇〉を浮上させる仕掛けが「ゆっくりの美学」である。","brand":"作品社","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":48540375089456,"sku":"","price":3080.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784861828713","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}