{"product_id":"9784862854537","title":"経験と思索の歩み","description":"著者は中学二年生の時に惨めな敗戦に直面し，日本は欧米の高い文化を学び，新しい可能性を探求する以外に未来はないと確信した。それが80年に及ぶ研究と生活の原点となった。英語力を鍛えることから始め，高校時代は日本文学に馴染み，キルケゴールにも魅かれた。大学では外国文学を耽読し，経済学部に入るも思想への関心が高まり哲学科に移り，アウグスティヌスやルターに親しんだ。とくに約8000頁におよぶギボンの『ローマ帝国衰亡史』の原書を半年かけて読破したことで，語学とヨーロッパ理解の扉が開かれ，以後原典を中心にした研究の軸が定まった。\u003cbr\u003e古代から中世，中世から近代というヨーロッパの二大転換期を代表するアウグスティヌスとルターを中心に，ヨーロッパ思想の研究に参入した。大学院では「アウグスティヌスの心」を執筆，就職してから刊行した処女作『ルターの人間学』で若くして学士院賞を受賞，大きな反響を受けた。\u003cbr\u003e家族の話題や葛藤，友との楽しく豊かな交遊，キリスト教との出会いなどのエピソードからひととなりが伝わる。\u003cbr\u003e著作と訳書は130冊ほどに及ぶが，哲学とは何か，ヨーロッパ思想とは何か，そして宗教改革についてが多い。実存主義に始まり，助手時代にカントとヘーゲルの著作を徹底的に読んで学問的作法を身に付け，以後古代から現代に至る多くの著作に親しんだ。なかでもマックス・シェーラーやブーバーを独自に研究，対話と間主観性を基礎に「人間学」を主軸としたヨーロッパ思想史研究に新境地を開いた。\u003cbr\u003e90代の半ばを迎えた現在，日本文学を再読し固有な日本文化の探求に旅立った。若い読者や専門家にも有益な自叙伝。","brand":"知泉書館","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":50558655529264,"sku":null,"price":2750.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784862854537","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}