{"product_id":"9784862854582","title":"フッサール現象学の習慣性概念","description":"習慣とは良い習慣から悪い習慣まで，実に多様で捉えどころがない。自明で心得ているはずの「習慣とは何か」を問うと，その返答に苦慮する私たちがいる。本書では日常の所作にまで広く浸透し活動する習慣について考える。\u003cbr\u003eフッサール（1859-1938）は生のあらゆる領域に習慣性を見る。それは本能や衝動など無意識の層から，知覚，身体能力，文化，伝統，倫理，日常生活まで及ぶ。著者はフッサールの「習性」，「習慣性」の形成と作動について論ずる。\u003cbr\u003eフッサールに刺激を受けて独自の習慣論を展開した哲学者はハイデガーやメルロ・ポンティ，ブルデューなど数多くいるが，当時のフッサールの著作で習慣を扱っているものは限られていた。しかし後に草稿など未刊行資料を含む「全集」40巻以上が刊行，習慣関連の資料が大幅に増え，習慣性概念の研究も進み，論文や研究書が発表されている。\u003cbr\u003eフッサールは習慣性，習性という語を多用するが，「習慣とは何か」を正面から問うことは少なく，彼にとって習慣性は他の事柄を説明するための言葉であった。\u003cbr\u003e本書では習慣性がどの領域でどれほど意識の深層にまで及ぶのか，いかなる仕組みで形成され，とくに受動性，潜在性という様態においてどのように作動するのかを考察する。\u003cbr\u003e1章は純粋自我と習慣性の関係により「発生」について論ずる。2章は過去把持や連合という受動的志向性の分析によりなぜ知らず知らずのうちに習慣が身につくかを解明する。3章では知覚経験や動機づけなど未来に関わる経験の意味を問う。4章は習慣性と能力を一体的に捉え，それが宿る身体の意味に迫る。フッサールの新たな扉を開く一書。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e凡例\u003cbr\u003eはじめに\u003cbr\u003e第一章　自我と習慣性――『イデーンⅡ』を中心に\u003cbr\u003e　第一節　現象学的還元と純粋意識\u003cbr\u003e　第二節　純粋自我概念とその変化\u003cbr\u003e　第三節　純粋自我の持続的思念としてのハビトゥス概念\u003cbr\u003e　第四節　「純粋自我」から具体的な「人間―自我」へ――「発生」への問い\u003cbr\u003e　第五節　構成論における習慣性の位置づけ――インガルデンによる四つの解釈\u003cbr\u003e第二章　受動的綜合における習慣性の形成\u003cbr\u003e　第一節　志向性の諸区分に応じた習慣性概念の再配置\u003cbr\u003e　第二節　『時間講義』における過去把持の分析\u003cbr\u003e　第三節　過去把持的移行における習慣性の形成\u003cbr\u003e　第四節　連合概念の基本的性格\u003cbr\u003e第三章　習慣性の諸様態とその展開\u003cbr\u003e　第一節　類型と習慣性――二次的受動性としての類型化の働き\u003cbr\u003e　第二節　触発と衝動の形成における習慣性の働き\u003cbr\u003e　第三節　未来予持と習慣性\u003cbr\u003e第四章　能力と習慣性\u003cbr\u003e　第一節　ここまでの総括\u003cbr\u003e　第二節　諸学者による習慣の領域規定の試み\u003cbr\u003e　第三節　フッサールにおける能力概念の規定\u003cbr\u003e　第四節　身体における能力と習慣性の統合的構造\u003cbr\u003eおわりに\u003cbr\u003e参考文献\u003cbr\u003e索引","brand":"知泉書館","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":51100228518192,"sku":null,"price":4400.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784862854582","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}