{"product_id":"9784863850125","title":"不都合な旅","description":"不都合な旅\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eおぼつかない水の母\u003cbr\u003e海の月たちと呼び交わし\u003cbr\u003e有罪性の頭頂部のあたりは夕映えて\u003cbr\u003e空虚がうごく\u003cbr\u003eうごいていきます\u003cbr\u003eするすると眩暈のようならせんを解いて\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそこかしこ\u003cbr\u003eいまはもういないひとの指紋が油のように熟れ\u003cbr\u003e何をしても\u003cbr\u003e何をされても不思議じゃない時間\u003cbr\u003e透明な毒を飲んで破れているのが路上の喩なら\u003cbr\u003eここにいてはいけない\u003cbr\u003eだから意味よりも深い不安を閉じて旅に出るのだ\u003cbr\u003eたぶんみずからは終われない不都合な旅\u003cbr\u003e見えない壁は舌で触って\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e死ぬ前に姿を消した猫のマーヤは\u003cbr\u003e何を拒んで\u003cbr\u003e一体どんな死にめぐり逢えたことだろう\u003cbr\u003e復讐だとか報復だとか\u003cbr\u003e吊るされたような人間の感情なんか知らないままに\u003cbr\u003e日々の許しからさえ遠ざかり・・・\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e壊れるためにあったものは壊れるしかなく\u003cbr\u003e最初からなかったもののあるはずもなく\u003cbr\u003e未盗掘の王墓の沈黙は何を待っているのか\u003cbr\u003e恐ろしいまでに何もしないで？\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e忘れられてなお消えぬフルートの嘆息を風に預けて\u003cbr\u003eもうここにはいられないと\u003cbr\u003eけっしてみずからは終われない乱暴な旅に出るのだ\u003cbr\u003e古びた鏡の皮をまとった欲望の\u003cbr\u003eその方舟をそっと押し出すように","brand":"書肆侃侃房","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":48543150506288,"sku":"","price":2200.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"url":"https:\/\/www.maruzenjunkudo.co.jp\/products\/9784863850125","provider":"丸善ジュンク堂書店ネットストア","version":"1.0","type":"link"}