
ジュンク堂書店
50年のあゆみ
すべては
神戸三宮から
はじまった。
1976年、神戸・三宮センター街に生まれた書店。やがてそれは、京都・大阪・東京、全国の街へと広がりました。
このページでは、ジュンク堂書店のこれまでの歩みを、いくつかの出来事とともに振り返ります。
1976
神戸・三宮センター街に「ジュンク堂書店」1号店誕生
神戸・三宮センター街に、ジュンク堂書店が誕生しました。創業者の父・工藤淳の「淳」と「工藤」を組み合わせた店名は、やがて全国の本好きに親しまれる名前となっていきます。

創業者の父、工藤淳
1982
2号店 サンパル店オープン・喫茶コーナー併設
JR三ノ宮駅東のサンパルビルに、2号店となる、専門書に強い大型店「サンパル店」が開店。店内には喫茶コーナーも設けられ、「本を読みながら過ごせる書店」の原型がここに形づくられます。


専門書と喫茶、ゆっくり本と過ごす時間。

ブックカバーデザインの変更について
掲載された書標(通算第95号)
1988
京都の四条通りに京都店オープン・喫茶コーナー併設
京都の中心・四条通りに大型総合書店を開店。学術都市にふさわしい品揃えで、学生・研究者の新たな拠点となりました。

京都店オープン当時のチラシ
1991
三宮店増床、ジュンク堂書店の基盤を強化
サンパル店の増床や店名変更とともに、三宮店も売場を拡張。地元・神戸で「大きな本屋」としての存在感を高めていきます。

神戸の街に根ざした大型店へ。
1994
明石店オープン、郊外・駅前商業施設へ
JR明石駅前の商業施設内に明石店が開店。神戸市内だけでなく、郊外・駅前の拠点としても書店展開を進めていきます。
1995
阪神・淡路大震災と店舗の復興
阪神・淡路大震災により、神戸周辺の店舗も大きな被害を受けました。スタッフは一冊一冊を棚に戻しながら、街とともに店を再開。ジュンク堂の「本を届ける使命」がより強く意識された出来事でした。


崩れた棚を起こし、本を拾い上げるところから
1996
大阪ミナミの千日前、ワッハ上方と同じ建物に
難波店(のちに千日前店に改称)をオープン。「座り読みコーナー」が登場
難波店のオープンにあわせて、店内に「座り読みコーナー」を設置。本とじっくり向き合える空間づくりは、その後のジュンク堂各店にも受け継がれていきました。壁面の高い棚が壮観で、社内のシャレで『求む山岳部!』という掛け声がありました。『立ち読み厳禁・座り読み歓迎』 という言葉も生まれました。
1997
池袋店・仙台店オープン、首都圏・東北へ
東京・池袋に約1,000坪の池袋店、仙台には約900坪の仙台店がオープン。のちの池袋本店や仙台本店の基盤となる大型店が、この年に生まれました。

池袋に「超大型書店」が誕生 “図書館よりも図書館らしい”店づくり

池袋・仙台に、それぞれの「本の森」が誕生。

池袋・仙台に、それぞれの「本の森」が誕生。

池袋・仙台に、それぞれの「本の森」が誕生。
1999
堂島アバンザに大阪本店オープン
堂島アバンザに「大阪本店」がオープン。1,400坪を超える売場面積で、あらゆるジャンルの本を揃える当時日本最大級の大型書店として注目を集めました。

大阪本店オープン当時のチラシ
2000
三宮店を1,000坪規模へ増床
三宮店を大幅に増床し、約1,000坪の大型書店として新装開店。創業の地でありながら、最新の大型店として進化した象徴的なタイミングでした。
2001
池袋本店が2,000坪へ増床・改称
1997年に開店した池袋店を大幅に増床し、約2,001坪の「池袋本店」へ。文学から専門書、児童書まで、あらゆる分野を網羅する「本と人との出会いの場」として、多くの読者に親しまれています。
福岡店など、西日本の大型拠点を開店
大阪本店を超える、約1,600坪の福岡店がオープン。九州の読者に向けて、幅広いジャンルの書籍を取り揃える拠点となりました。

福岡店オープン当時のチラシ
2003
東京・新宿に新宿店を開店
東京・新宿に新宿店を開店。主要商業地への進出により、首都圏での存在感を高める。

新宿店オープン当時のチラシ
2007
プラーカ1・2に広がる1,505坪の本の街
新潟駅南口のプラーカ1に新潟店が開店。その後、別館コミック館を増床し、合計約1,505坪の巨大書店として北陸・信越エリアの読者を支えました。
2008
札幌店・藤沢店オープン、北海道・神奈川へ
丸井今井南館に約1,800坪の札幌店がオープンし、北海道初出店に。藤沢駅前にも大型店を構え、首都圏近郊の読者にも本との出会いの場を広げていきました。
2009
DNPと資本提携、那覇・松山・栄ロフトへ出店
大日本印刷と資本提携を結び、グループとしての連携を強化。同年、沖縄県最大級の那覇店や四国初の松山店、栄ロフト内のロフト名古屋店などを開店し、全国規模での展開を加速させました。
2010
台湾出店&「MARUZEN&ジュンク堂書店」梅田店誕生
台湾・台北に書店を開店し、海外へも進出。同年には「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」(約2,060坪)や渋谷店・広島店・吉祥寺店がオープンし、丸善との協業業態が本格的にスタートしました。
2011
CHIグループの完全子会社に
仙台本店・旭川店・新静岡店オープン
3.11 東日本大震災が発生。 特に仙台本店では、物流寸断・施設損傷・従業員の被災が重なり、通常営業まで長期の復旧作業が必要となった。
2013
近鉄あべのハルカス店オープン、天王寺エリアの拠点に
大阪市阿倍野区の商業施設あべのハルカス 近鉄本店7・8階に「近鉄あべのハルカス店」がオープン。通勤・通学の途中でも立ち寄れる、大型書店ならではの品揃えを提供しています。
2015
丸善書店と合併、「丸善ジュンク堂書店」へ
2015年2月1日「株式会社丸善ジュンク堂書店」が発足。「丸善」と「ジュンク堂書店」、二つの屋号を持つ書店グループとして、新たな歩みを始めました。
新規オープン
・高松店
・大泉学園店
2016~2019
新規オープン
・南船橋店
・立川髙島屋店
・奈良店 など
2020~2025
コロナ禍の最中、池袋本店を拠点とした「丸善ジュンク堂書店オンラインイベント」サイトを開設
2020・8月「書標(ほんのしるべ)」通巻500号を達成
2024・所沢店新規オープン
2025・大阪本店内にシェア本棚「cuebooks」プレオープン など
本と人との
出会いを
大切に。
ジュンク堂書店は1976年12月24日に誕生し、2026年に50周年を迎えます。
神戸というローカルな地で生まれ、名の知れた看板もない後発の書店だった私たちは、当時の書店業界ではニッチとされていた専門書の充実に活路を見出しました。各担当者がそれぞれのジャンルのエキスパートを目指し、長年同じ分野を受け持つことで、深い思い入れと専門知識を備えたスタッフが育っていきました。
その積み重ねにより、「専門書を買うならジュンク堂」という評価をいただくようになります。学術書にとどまらず、趣味の本やマニアックなジャンルの本まで、スペースが許す限り棚に並べたい――そんな思いを持つスタッフが集まり、店の個性が形づくられていきました。
「売れる本を中心に並べる」という一般的な書店の常識からは、一見外れているようにも見える棚づくり。しかし、その独自性が評判を呼び、遠方からも多くのお客様が足を運んでくださるようになります。新刊より既刊、ベストセラーよりロングセラーがよく売れる、不思議で個性的な大型書店が誕生したのです。
時代の流れとともに、ジュンク堂の棚も少しずつ変化を余儀なくされてきました。それでもなお、「こういうジュンク堂が好きだ」と言ってくださるお客様は後を絶ちません。若い頃に通った思い出を懐かしそうに語ってくださる方、さらには親子二代にわたってジュンク堂で本を買い続けてくださる方もいらっしゃいます。
創業50周年を機に、そうした「ジュンク堂を愛してくださる」お客様への感謝の気持ちを込めて、記念グッズの制作やイベントの開催を企画しました。私たち書店員は、お客様の「ジュンク堂が好きだ」という思いを力に変え、より一層愛され、支持される店を目指していきたいと考えています。
お客様の声に耳を傾け、時代の変化を敏感に感じ取り、新しい挑戦を重ねながら――これからの50年も、本と人との出会いを大切にしていきます。