
小学生に人気の児童書TOP15&学年別おすすめ本
小学生向けの本を探しているけど、一体どんな本を選べば楽しめるのだろう?と悩んでしまうこともありますよね。そこで本記事では、小学生に人気の児童書TOP15を、丸善ジュンク堂書店のランキングをもとに紹介。さらに、学年別におすすめの本も厳選しました。名作から話題作、心に響く感動物語までピックアップしているので、「これだ!」という1冊を見つけられるはず。自宅用はもちろん、プレゼントにもおすすめです。
小学生におすすめしたい児童書を名作からベストセラーまで幅広く紹介
書店には子ども向けの書籍が多く並んでおり、どの本が小学生向けか、悩んでしまう人も多いはず。そこで、小学生におすすめの児童書を3つのジャンルから紹介します。
・定番の名作シリーズ
・冒険・ファンタジー作品
・心に残る感動物語
気になる1冊を探してみてください。
定番の名作シリーズ
小学生のうちに一度は読みたい、定番の名作を5冊紹介します。
・モモ
・魔女の宅急便
・愛蔵版 星の王子さま
・大どろぼうホッツェンプロッツ
・きまぐれロボット
ぜひ手に取って、物語を味わってください。
モモ
時間に追われる現代社会で、ゆとりのある生活の豊かさに気づく1冊
時間どろぼうと、不思議な能力を持った少女の物語です。時間を倹約させることで、余った時間を独占しようとする時間どろぼうによって、町の人たちがゆとりのある生活を失ってしまいます。
当たり前にあった「時間」を取り戻すべく、少女・モモが時間どろぼうである「灰色の男たち」と対決する、スリルあふれるファンタジーです。
こんな人におすすめ
・物語の世界に入り込みたい人
・当たり前の大切さに気づきたい人
魔女の宅急便
新米魔女がさまざま試練を乗り越え、成長していく物語
魔女は13歳になるとひとり立ちし、よその町で暮らすしきたり。魔女の娘・キキは、黒猫のジジと一緒にほうきに乗って、海辺の港町コリコに向かいます。
宅急便のお店を始めるキキが、さまざまな人に出会い、色んな事にぶつかりながら少しずつ成長する様に、きっと共感するはず。
スタジオジブリによる同名の映画の原作である本書。映画内では描かれなかったストーリーにも注目したい1冊です。
こんな人におすすめ
・人間関係や生き方について考えはじめた人
・ジブリの映画を観て原作に興味を持った人
愛蔵版 星の王子さま
80以上の言語に翻訳された、子どものうちに読みたい名作
王子さまの言葉が胸に刺さり、本当に大切なことが何かを考えさせられる1冊です。本来人間に備わっている「心の目」があれば、大切なモノを感じ取ることができ、人は豊かになります。
しかし、だんだんとさまざまなことに心が奪われて、大切なモノは見ようともしなくなってしまいます。「かんじんなことは、目には見えないんだよ」の言葉が、何度読んでも胸に残る、大人にも子どもにも読んでほしい本です。
こんな人におすすめ
・大切な人へのプレゼントに悩んでいる人
・大事なことは何かを知りたい人
大どろぼうホッツェンプロッツ
天下の大どろぼうと勇敢な少年の大冒険物語
おばあさんが大切にしていたコーヒーひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれたため、、孫のカスパールと友人のゼッペルが立ち上がります。
天下の大どろぼうと繰り広げられる、スリルとユーモアあふれる知恵くらべは目が離せません。最後まで楽しく読めて、続きが気になる1冊です。
こんな人におすすめ
・面白いお話が読みたい人
・ハラハラする展開を楽しみたい人
きまぐれロボット
時代を超えて愛される、星新一のショートショート
料理も片付けもでき、話し相手にもなるロボットを連れて、別荘に向かうエヌ氏。しかし、なんでもできるはずだったロボットが次第に不思議な行動を取るようになり、さまざまな騒動を巻き起こします。
SFの面白さが詰まった、ちょっと不思議で面白いお話の短編集です。
こんな人におすすめ
・本を読むのが苦手な人
・読書の面白さを伝えたい人
冒険・ファンタジー作品
小学生が憧れる、冒険やファンタジーのおすすめを5冊紹介します。
・エルマーのぼうけん
・ドリトル先生 アフリカゆき
・ハリー・ポッターと賢者の石
・はてしない物語
・おしいれのぼうけん
気軽に読める作品から、じっくり向き合う作品まで幅広く解説するので、自分に合った1冊を探しましょう。
エルマーのぼうけん
知恵と勇気で困難を解決していく痛快な冒険物語
主人公エルマーは年老いたのらねこから、どうぶつ島に囚われているりゅうの子どもの話を聞き、助けるための旅に出ます。島にはライオンやトラのような、恐ろしい動物が待ち受けています。
エルマーが知恵や勇気、そして出発前に携えた道具を使って、りゅうの子どもを助けにいく冒険ストーリーです。
こんな人におすすめ
・はじめて一人で物語を読む人
・大冒険のワクワクを味わいたい人
ドリトル先生 アフリカゆき
動物語が話せる獣医ドリトル先生のシリーズ第1作
名医ドリトル先生は、オウムのポリネシアから動物語を習い、会話ができるようになりました。世界中の動物から愛されるドリトル先生は、アフリカのサルの国を疫病から救うために、犬のジップたちを連れて冒険に出ます。
人間と動物が互いに知恵を出し合いながら、困難を乗り越えていくストーリーは、本を読む楽しさを教えてくれます。
こんな人におすすめ
・外国の名作に触れたい人
・人間と動物が助け合う姿を見たい人
ハリー・ポッターと賢者の石
夢と冒険と友情があふれる、世界的名著
ロンドン郊外で、平凡なおじ・おばに育てられた、主人公ハリー・ポッター。11歳の誕生日、魔法学校への入学許可書が突然届き、人生が一転します。
魔法界では知らないものがいないほど有名なハリーと、邪悪な魔法使いヴォルデモートとの対決を描いたファンタジー小説です。
こんな人におすすめ
・長編の物語に挑戦したい人
・映画を観て興味を持った人
はてしない物語
不思議な本の世界に入り込み、数々の冒険を繰り広げる大長編ファンタジー
いじめられっ子の少年バスチアンは、ある日古書店にある1冊の本に目を惹かれます。物語の舞台は、正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前の国「ファンタージエン」。女王も病に倒れてしまいました。
その国を救うためには、この本を読んでいる人間界の子ども、つまりバスチアンが必要でした。気づいた瞬間に本の世界に吸い込まれ、2つの世界が重なりながら物語は進みます。
こんな人におすすめ
・普段とは全く違う世界を体験したい人
・壮大な物語を求めている人
おしいれのぼうけん
長さを感じさせない、スピード感あふれる大冒険物語
さくら保育園では、悪さをした子は真っ暗なおしいれに閉じ込められます。けんかをした「さとし」と「あきら」は、先生に叱られて入ったおしいれで、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんと遭遇します。
追いかけてくるねずみばあさんから逃げるために、ふたりは手を繋ぎながら走り始めました。子どもにも大人にも読んでほしい、たくさんの気づきが得られる1冊です。
こんな人におすすめ
・絵本の長さが物足りなくなってきた人
・友情とは何かを考えたい人
心に残る感動物語
大人になっても心に残る、感動する5冊の物語を紹介します。
・スーホの白い馬
・ワンダー (ソフトカバー版)
・100万回生きたねこ
・ごんぎつね
・おおきな木
友達や親と一緒に読みたい、心が温まる本ばかりです。ぜひ読んでみてください。
スーホの白い馬
教科書の題材にもある、長く愛されるモンゴルの物語
モンゴルの草原で暮らす少年スーホは、生まれたばかりの小さな白い馬を拾い、育てることにしました。スーホと白い馬は仲良く過ごしていましたが、ある日王様に馬を取り上げられてしまいます。
スーホに会うために王様から必死に逃げる白馬は、追っ手に矢を射られ、最後はスーホの腕の中で息絶えてしまいました。その夜、夢の中に出てきた白馬の願いを聞き入れて、体を使った楽器を作ります。馬頭琴の由来となった、切なくもあたたかい物語です。
こんな人におすすめ
・世界の文化に触れて欲しい人
・馬と人間の心の絆に感動したい人
ワンダー (ソフトカバー版)
全世界で800万部を超える大ベストセラー
主人公のオーガスト・プルマンは、生まれつき顔に障害がありました。学校に通い始めたオーガストは、周囲からいじめられ、避けられてしまいます。一方で、オーガストの話が面白いと、興味を持ってくれる同級生も増え始めました。
そんな中、夏のキャンプで事件が起こります。本人、家族、友人の目線から見える世界の違いを感じて、普通とは何かを考えるきっかけにしてください。
こんな人におすすめ
・障害や人間関係について深く考えたい人
・普通とは何かを見つめ直したい人
100万回生きたねこ
愛し、愛されとは何かを考えさせられる1冊
100万回死んで、100万回生き返った、立派なとらねこが主人公の物語です。100万人の飼い主がそのねこを可愛がり、そして死を悲しみました。しかし、ねこは1度も泣きませんでした。
愛を知らなかったねこが、愛し・愛されることを知ったとき、一体どうなってしまうのでしょうか。読むたびに新しい感情が見つかる絵本です。
こんな人におすすめ
・愛とは何かを知りたい人
・何度も読み返したくなる本に出会いたい人
ごんぎつね
ちょっと切ない気持ちになる、語り継がれる名作
ひとりぼっちの小狐・ごんは、ある日ちょっとした出来心から、兵十が川で取ったうなぎを盗んでしまいます。ところが、その後兵十の母親が亡くなったことを知り、亡くなる前にうなぎを食べさせたかったのではないかと、いたずらしたことを後悔します。
ごんはお詫びの気持ちで兵十の家へ、栗やきのこ、木の実を届けますがお互いの気持ちの溝が埋まることはありませんでした。やるせなさが残る、切なくも考えさせられる物語です。
こんな人におすすめ
・長く語り継がれる名作に出会いたい人
・楽しいだけではない物語を読みたい人
おおきな木
愛とは何かを考えさせられる、世界的な名作
幼い男の子が老人になるまで、そばで温かく見守る1本の大きな木がありました。木は、自分の全てを彼に与えます。それでも木は幸せだったのでしょうか。
たとえ悲しい結果になったとしても「与えること」と「与えられること」とは何かを、深く考えさせられる1冊です。無償の愛とは何かを考えるきっかけにしてください。
こんな人におすすめ
・愛とは何かを知って欲しい人
・何度も読み返したくなる本に出会いたい人
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