【大人におすすめの絵本30選】癒し・感動・ユーモア…心を動かす名作をジャンル別に紹介

2025-06-17

【大人におすすめの絵本30選】癒し・感動・ユーモア…心を動かす名作をジャンル別に紹介

絵本=子どもの読み物という印象をお持ちの方もいるはず。でも実は、大人が読んで楽しめる「大人絵本」が静かなブームになっています。
癒し、感動、ユーモア、そして人生を考えさせられる物語まで、短いページに凝縮されたメッセージが、私たちの心にそっと寄り添います。
本記事では、書店スタッフがセレクトした30冊を、「癒し」「感動」「アート性」「ギフト向け」「ユーモア」「哲学」といったジャンル別にご紹介。あなたにぴったりの1冊が、きっと見つかるはずです

  • 【癒し絵本】疲れた大人に贈る、心がほぐれる絵本たち
  • 【感動する大人向け絵本】涙と余韻が残るおすすめ作品
  • 【絵本アートセレクション】大人が魅了される美し【プレゼントしたい絵本】大切な人への 贈り物に。ギフトにもおすすめの絵本 い絵本5選
  • 【ナンセンス&皮肉絵本】大人が思わず笑えるユーモア絵本
  • 【哲学・考えさせられる絵本】大人に響く深いメッセージ
  • 【まとめ】癒し・感動・笑い…大人にこそ読んでほしい絵本30選

【癒し絵本】疲れた大人に贈る、心がほぐれる絵本たち

日々の忙しさやストレスで心が疲れてしまったとき、そっと寄り添ってくれるのが“癒し系”の絵本です。やさしい色合い、穏やかな物語、静かな情景描写が、読む人の気持ちをやわらかくほどいてくれます。

すいかのプール
すいかのプール

すいかのプール

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あおいよるのゆめ
あおいよるのゆめ

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パパ、お月さまとって
パパ、お月さまとって

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よあけ
よあけ

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すいかのプール|アンニョンタル

真夏の暑い日、畑の真ん中で巨大なスイカがパンッと割れると、「スイカのプール」の始まりです。村の人々が集まり、スイカの中で泳いだり、種をほじってできた穴に浸かったり、皮の滑り台を滑ったりと、夏の一日を楽しむ様子が描かれています。

書店員おすすめコメント
寝苦しい夜にうんざりしてしまう夏、空想の世界が好きな人におすすめ。絵を眺めているだけで、どこか非日常へと連れていかれるような心地よさがあります。大人にも子どもにも「夏の夢」を届けてくれる一冊です。

あおいよるのゆめ|ガブリエーレ・クリーマ

「ちいさなゆびで」シリーズの一冊。スライド式の仕掛けを指で動かすと、夜空に星が浮かんだり、チューリップの花が咲いたり、虹が現れたりと、幻想的な夜の世界が広がります。

書店員おすすめコメント
静かな夜にふさわしい一冊。美しいものを眺めたい人、ゆっくりと心を落ち着かせたい人におすすめです。指先を使って動かす体験と視覚的な楽しさが相まって、読者の気持ちをじんわりと整えてくれます。

パパ、おつきさまとって|エリック・カール

ある晩、娘のモニカが「お月さまと遊びたいな」と言うと、パパはながーいはしごを持ってきて、たかーい山のてっぺんに立てて、そこから月まで登り始めます。娘の願いをかなえようとする父親の姿が描かれた、ダイナミックな仕掛け絵本です。

書店員おすすめコメント
親子の愛情がユーモアとともに伝わってくる一冊。「優しい世界」に触れたい人、ユニークな発想が好きな人にぴったりです。仕掛けを楽しみながら、読む人すべてに温かい気持ちを届けてくれます。

パンやのくまさん|フィービ・ウォージントン、セルビ・ウォージントン

パンやのくまさんは、朝早く起きて、パンやパイ、お誕生日のケーキを作ります。パンが焼きあがると、車に積み込み売りに行きます。仕事が終わると、お店の奥の家に帰って、暖炉の前で晩ごはんを食べ、眠りにつきます。淡々とした日常を描いた絵本です。

書店員おすすめコメント
日々の仕事に追われがちな人にこそ読んでほしい一冊。他人の生活感が好きな人、かわいらしいキャラクターに癒されたい人にも。働くことの喜びや、生活の営みの尊さが静かに伝わってきます。

よあけ|ユリー・シュルヴィッツ

山に囲まれた湖の畔、暗く静かな夜明け前。おじいさんと孫が眠っています。やがて水面にもやが立ちこめ、鳥のさえずりが聞こえ、空が明るくなり、朝日が昇ります。夜明けの世界のさざめきを美しく描き出す絵本です。

書店員おすすめコメント
自然の風景に癒されたい人、静かな気持ちになりたい人へ。朝焼けの時間の特別さを思い出させてくれるような一冊です。言葉が少ないからこそ、読む人自身の記憶や感情と重なっていく絵本です。

【感動する大人向け絵本】涙と余韻が残るおすすめ作品

心がぎゅっと締めつけられるような感動や、読後にしばらく余韻が残るような物語。そんな“名作系”の絵本は、大人の心に深く響くものばかり。人生の節目や大切な人との別れなど、あらゆる場面に寄り添ってくれます。

悲しい本
悲しい本

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わすれられないおくりもの
わすれられないおくりもの

わすれられないおくりもの

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こんとあき
こんとあき

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どんなにきみがすきだかあててごらん
どんなにきみがすきだかあててごらん

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すてきな三にんぐみ 改訂版
すてきな三にんぐみ 改訂版

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悲しい本|マイケル・ローゼン(作)クエンティン・ブレイク(絵)

詩人であり作家でもあるマイケル・ローゼンが、息子を亡くした実体験をもとに、喪失の悲しみを正面から描いた絵本。感情の波や内面の葛藤を、クエンティン・ブレイクの柔らかなイラストとともに綴ります。

書店員おすすめコメント
悲しいことがあった人へ。感情を押し込めず、共に生きていくために「悲しみ」をどう扱えばいいかを考えさせてくれる本です。癒しではなく、共感と理解が心を支えてくれる一冊です。

わすれられないおくりもの|スーザン・バーレイ

物知りで優しかったアナグマが亡くなり、残された動物たちは彼との思い出を語り合います。彼の教えや心のぬくもりを受け継ぎながら、前を向いて生きていく姿を描いた、喪失と再生の物語。

書店員おすすめコメント
大切な人を失くした経験のある方、人とのつながりを大切にしたい人に。死を描きながらも、重くなりすぎず、温かい余韻を残してくれる絵本です。

こんとあき|林明子

こわれかけたキツネのぬいぐるみ「こん」と少女「あき」が、こんを直してもらうために旅に出る物語。旅の途中で様々な困難に遭いながらも、二人の絆と成長が描かれます。

書店員おすすめコメント
ぬいぐるみに感情移入できる人、家族や兄弟とのつながりを大切にしている人に。素朴だけど強い愛情が、読む人の心をやさしく包んでくれます。絵本らしい“あたたかさ”を改めて感じられる一冊です。

どんなにきみがすきだかあててごらん|サム・マクブラットニィ(作)アニタ・ジェラーム(絵)

「どんなに、きみがすきだかあててごらん」──小さなうさぎと大きなうさぎが愛情を競い合うように伝え合う、心温まるやりとりを描いた絵本。親子やパートナー同士の気持ちにも重なる内容です。

書店員おすすめコメント
誰かに愛情を伝えたい人におすすめ。言葉にするのが難しい気持ちを、素直な表現とユーモラスなやり取りで代弁してくれる一冊です。親から子へ、パートナーへ、贈りたくなる絵本です。

すてきなさんにんぐみ|トミー・アンゲラー

黒ずくめの3人の泥棒が主人公。一見怖い存在に見える彼らが、ある出会いをきっかけに孤児たちのために善行を積んでいくという、ユニークで心温まる物語。

書店員おすすめコメント
人を見た目で判断してしまいがちな人にこそ読んでほしい作品。意外性とユーモア、そして心の奥にある優しさが、シンプルなストーリーの中で際立っています。

【絵本アートセレクション】大人が魅了される美しい絵本5選

視覚的な美しさに惹かれて手に取る、そんな“アート系”の絵本。デザイン性の高さ、画面構成の巧みさ、色彩の深みに注目して楽しめる5冊をご紹介します。

夜の木
夜の木

夜の木

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木のうた
木のうた

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旅する小舟
旅する小舟

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ふしぎなえ
ふしぎなえ

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ナマケモノのいる森で
ナマケモノのいる森で

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夜の木|バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ

インドのゴンド民族による、手刷りシルクスクリーンで印刷された絵本。真っ黒な背景に浮かび上がる鮮やかな木々は、それぞれに神話や自然の物語を宿しています。伝統と現代アートが融合した、まるで芸術作品のような絵本です。

書店員おすすめコメント
神秘的な世界に浸りたい人へ。印刷の手触りや色の深み、紙の風合いまで含めて、まるで一枚のアートを手にしているような感覚になれます。静かに佇む美が詰まった一冊です。

木のうた|イエラ・マリ

文字は一切なく、木の芽吹きから成長、落葉までを線と色だけで表現したグラフィック絵本。ミニマルな構成ながら、自然の美しさや季節の変化を静かに語りかけてくれます。

書店員おすすめコメント
自然の造形や四季の美しさに魅了される人、静かな時間を大切にしたい人に。読むたびに異なる発見があり、何度もページを開きたくなるビジュアル絵本です。

旅する小舟|P.V.D.エンデ

文字はなく、細密なモノクロの線画のみで構成された作品。小さな舟がゆったりと水の上を進み、風景が次々と変わっていく様子が描かれています。読者の想像力をかき立てる“視る物語”です。

書店員おすすめコメント
幻想的な旅が好きな人に。言葉のない物語は、想像力を自由に羽ばたかせてくれます。ページをめくるたびに、自分自身の“旅”の記憶が呼び起こされるような一冊です。

ふしぎなえ|安野光雅

遠近法や錯視を巧みに用いた、見るたびに発見があるビジュアルブック。精密に描き込まれた風景や仕掛けによって、現実と幻想の境界が曖昧になる視覚体験を提供します。

書店員おすすめコメント
だまし絵や視覚トリックが好きな人、現実の中にある“ズレ”に気づきたい人に。言葉ではなく“見る”ことで驚きと楽しさを体験できる、唯一無二のビジュアルブックです。

ナマケモノのいる森で|アヌック・ボワロベール(しかけ)ルイ・リゴー(しかけ)ソフィー・ストラディ(ぶん)

熱帯雨林に生きるナマケモノの目線で描かれた、立体的なポップアップ絵本。精巧な仕掛けで、森の動植物の営みがリアルに立ち上がり、生態系や自然環境の尊さを伝えます。

書店員おすすめコメント
自然が好きな人、ギミックが好きな人におすすめ。ページを開くたびに生き物たちが立ち上がる仕掛けは、単なる“驚き”ではなく、深い観察と優しさに支えられています。

【プレゼントしたい絵本】大切な人への 贈り物に。ギフトにもおすすめの絵本

大切な誰かの笑顔を思い浮かべながら選びたい、“贈るための絵本”。心が温まるストーリーややさしい絵が、言葉では伝えきれない想いをそっと届けてくれます。誕生日や記念日、ちょっとした感謝の気持ちにもぴったりの5冊をご紹介します。

きょうはなんのひ?
きょうはなんのひ?

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ふたりはともだち
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急行「北極号」
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うさこちゃんと たれみみくん
うさこちゃんと たれみみくん

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あさになったのでまどをあけますよ
あさになったのでまどをあけますよ

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きょうはなんのひ?|瀬田貞二(作)林明子(絵)

ある日、子どもが母親に宛てた手紙から始まる、小さなサプライズ。手紙をたどるなかで、日常の風景と親子の温かな絆が静かに浮かび上がってきます。思わず微笑んでしまう、やさしさに満ちたた絵本です。

書店員おすすめコメント
サプライズや手紙が好きな方にぴったり。読み終えた後、自分の大切な人に何か伝えたくなるような、あたたかな気持ち胸に広がります。

ふたりはともだち|アーノルド・ローベル

がまくんとかえるくんという親友同士の日常を描いた5つの短編集。ケンカや仲直り、すれ違い、友情の再確認など、日常の小さな出来事の中に、人間味と温かさが詰まっています。

書店員おすすめコメント
憎めない友達がいる人にぴったり。相手を思いやる気持ち、自分の思いを伝える大切さを、やさしくユーモアを交えて教えてくれる一冊です。親しい人への贈り物にも最適。

急行「北極号」|C.V.オールズバーグ

クリスマスの夜、急行列車に乗って北極に向かう少年の幻想的な旅を描いた名作。美しい写実的なイラストと、静かな感動に包まれるストーリーが、信じる心の大切さを伝えてくれます。

書店員おすすめコメント
サンタクロースを信じる気持ちを、そっと思い出させてくれるような一冊。冬の寒さが好きな人、クリスマスに特別な思い出がある人に贈りたい絵本です。

うさこちゃんとたれみみくん|ディック・ブルーナ

耳の形が違う「たれみみくん」と出会ったうさこちゃん。最初は驚きながらも、違いを受け入れて一緒に遊ぶようになる物語。多様性や思いやりをやさしく描いた作品です。

書店員おすすめコメント
他人とうまくやれないと感じている人、誰かと共に生きていきたいと願う人へ。ミッフィーの素朴なタッチとともに、違いを認め合うやさしい勇気を届けてくれます。

あさになったのでまどをあけますよ|荒井良二

世界のあちこちで、人々がそれぞれの朝を迎える姿を描いた詩的な絵本。窓を開けるという日常的な行為を通して、つながりと希望を静かに語りかけます。

書店員おすすめコメント
爽やかな朝が好きな人、世界中の幸せを願う人に。読後に「今日も頑張ろう」と思わせてくれる、エールのような一冊です。新生活を迎える人へのギフトにもおすすめ。

【ナンセンス&皮肉絵本】大人が思わず笑えるユーモア絵本

ときにシュールで、ときに可笑しくて、でもどこか心に残る。「笑い」のかたちも大人向けの絵本ならでは。ナンセンスな世界観やユーモアの裏にあるメッセージに、思わずうなる5冊をセレクトしました。

優雅に叱責する自転車
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セミ
セミ

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たぷの里
たぷの里

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さむがりやのサンタ
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11ぴきのねことあほうどり
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優雅に叱責する自転車|エドワード・ゴーリー

どこからともなく現れた自転車と2人の子どもたちが繰り広げる、奇妙で優雅な旅。ナンセンスと品のあるユーモアがかけ合わさり、不思議な読後感を与えてくれる1冊です。

書店員おすすめコメント
旅が好きな人、言葉遊びが好きな人におすすめ。軽妙な翻訳と独特の線画がクセになる、眺めているだけで皮肉とユーモアが染み込んでくる大人の絵本です。

セミ|ショーン・タン

人間社会で17年間、黙々と働き続けてきたセミ。昇進も感謝もなく、同僚たちからは差別的な扱いを受ける毎日。それでもセミは、ただ黙って耐えてきました。そして定年退職の日、誰にも想像できない「解放」の瞬間が訪れます。

書店員おすすめコメント
人間、最悪だ……と読み進めていくうちに、自分も人間だったと気付かされるその突き放され方が癖になります。

たぷの里|藤岡拓太郎

ある日突然、少年の頭に「たぷ」とおなかを乗せてくる謎の力士「たぷの里」。学校の帰り道、猫と遊んでいるとき、お風呂に入っているとき――日常のどんな場面にも、彼は突如現れて「たぷ」と乗ってくる。言葉も展開もシンプルなのに、なぜかクセになるシュールな世界観が広がります。

書店員おすすめコメント
落ち込んでも、跳ねても、どんなときでも「たぷ」。笑いはテンポ感だと想っている人、シュールギャグが好きな人におすすめ。何も考えずに笑いたいとき、肩の力を抜きたいときにぴったりの“脱力系”絵本です。

さむがりやのサンタ|レイモンド・ブリッグズ

寒がりで、文句ばかり言いながらも黙々とプレゼントを配る、ちょっと変わったサンタクロースの1日を描いた物語。台詞はすべて独り言というユニークな構成で、皮肉屋だけどどこか憎めないサンタ像が印象的です。

書店員おすすめコメント
さむがりな人、見知らぬ人の独り言がなんだか好きな人に。文句ばかりだけど愛らしいサンタに、気がつけば共感と愛着が湧いてくる――そんな一冊です。ちょっと疲れた大人にこそ、そっと届けたい物語。

11ぴきのねことあほうどり|馬場のぼる

コロッケ屋を始めた11ぴきのねこたち。売れ残りのコロッケに飽きていたある日、あほうどりが現れ、ねこたちは鳥の丸焼きを夢見て、あほうどりの国へ向かいます。関連グッズも大人気の「11ぴきのねこ」シリーズでも、特におすすめしたい作品です。

書店員おすすめコメント
思わず音読したくなるユーモアあふれる文章で描かれる、食欲旺盛なねこたちの(軽率で)愛らしい行動。肉が好きな人、シンプルなイラストが好きな人におすすめ。軽やかなリズムと、ちょっととぼけたねこたちのやりとりが、読む人を元気にしてくれる絵本です。

【哲学・考えさせられる絵本】大人に響く深いメッセージ

生きること、時間、他者との関係……難しいテーマを、シンプルな言葉と美しい絵で伝えてくれる、哲学やメッセージ性のある絵本を5冊、ご紹介します。

モモ(絵本版)
モモ(絵本版)

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生きる
生きる

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へいわとせんそう
へいわとせんそう

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ジュリアンはマーメイド
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西風号の遭難
西風号の遭難

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モモ|ミヒャエル・エンデ(作)シモーナ・チェッカレッリ(絵)

町はずれの壊れかけた野外劇場に住む少女モモは、人の話をじっくりと聞くことが得意でした。彼女と話すと、人々は自分のしたいことが明確になり、間違いに気づくことができました。やがて、モモのもとには人々だけでなく、風や動物たちも訪れるようになります。ミヒャエル・エンデの名作を絵本として再構成した一冊です。

書店員おすすめコメント
原作を読む時間がない!という人にも、絵本は開かれているのです。毎日せわしない人に、そっと手渡したい一冊です。

生きる|谷川俊太郎(詩)岡本よしろう(絵)

谷川俊太郎の詩「生きる」に、岡本よしろうのイラストが添えられた絵本です。小学生のきょうだいと家族が過ごすある夏の一日を描き、足元のアリをじっと見つめること、気ままに絵を描くこと、夕暮れの町で母と買い物をすることなど、何気ない日常の中に「生きる」ことの意味を見出します。

書店員おすすめコメント
ある一日の瞬間瞬間を切り取った情景の中に、さまざまな「生きる」が重なって響き合う。「生きる」ってなんだろう?という答えの出ない疑問に悩んだとき、「一瞬」を「永遠」だと想っている人に、そっと寄り添ってくれる一冊です。

へいわとせんそう|たにかわしゅんたろう(ぶん)Noritake(え)

「へいわのボク」と「せんそうのボク」など、同じ人や物、場所を見開きごとに比較し、平和と戦争の違いを描いた絵本です。シンプルなモノクロのイラストと短い言葉で構成され、子どもにも大人にも伝わるメッセージが込められています。

書店員おすすめコメント
見開きで描かれる「へいわ」と「せんそう」の対比は、シンプルに、しかし明確に戦争の愚かさを伝えます。戦争を体験したことがない現代に生きる人にこそ手に取ってほしい絵本です。

ジュリアンはマーメイド|ジェシカ・ラブ

ジュリアンは、おばあちゃんとスイミングの帰りにマーメイドのような女性たちに出会い、自分もマーメイドになりたいと願います。家に帰ると、身近なものを使ってマーメイドに変身します。その姿を見たおばあちゃんの反応は……。ジェンダーや多様性をテーマにした絵本です。

書店員おすすめコメント
あなたはわたしではないし、わたしはあなたではない。それをわかっていれば、他人とだって生きていけるはず。普通に違和感のある人、自分と人との違いに悩んでしまう人に届けたい一冊です。

西風号の遭難|クリス・ヴァン・オールズバーグ

少年が一人で乗ったヨット「西風号」が遭難し、その残骸が崖の上で発見される。地元の老人が語る、少年とヨットが体験した奇妙な航海の物語。幻想的で緻密なイラストと、現実と夢のあいだを漂うようなミステリアスなストーリーが読者を引き込みます。

書店員おすすめコメント
あの時ああしておけば……そんなほろ苦い後悔と、不思議な世界の余韻が入り混じった読後感は唯一無二。一人で何でもできてしまう人、幻想的な世界が好きな人にぜひ読んでほしい一冊です。

【まとめ】癒し・感動・笑い…大人にこそ読んでほしい絵本30選

ほんの数分で読めるのに、深く心に残る絵本たち。どの作品も、大人になった今だからこそ出会いたい一冊です。癒し、感動、ユーモア、人生の気づき──それぞれのシーンに寄り添ってくれる絵本を、ぜひ日常の中に取り入れてみてください。
本記事で紹介した絵本は、今後も新たな作品が登場次第、随時更新予定です。