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ちょっとディープな

魚や水生生物の世界

「海」と聞いて、どんな生き物を思い浮かべますか?
南国のカラフルな熱帯魚、キラキラと輝くイワシの群れ、子供の頃に拾った貝殻、雄大なクジラの潮吹き……。そんなイメージの中に、ちょっと変わった生き物たちもいませんか?例えばタコやイカ、深海魚など、ちょっと不思議でディープな海の生き物たち。
今回は、そんな彼らにスポットを当てた図鑑やノンフィクション本をご紹介します。
さらに、生物の分類について書かれた、ちょっと変わった科学ノンフィクションもおすすめです。『魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話』(サンマーク出版)は、とある学者を軸として、生物分類の奥深さを知ることができる話題の一冊です。

2025年本屋大賞

大賞受賞作品

カフネ
カフネ

カフネ

¥1,870
    阿部 暁子

/

講談社

☆2025年本屋大賞受賞作☆

【第8回未来屋小説大賞】
【第1回あの本、読みました?大賞】

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。

食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。

ノミネート作品

アルプス席の母
アルプス席の母
カフネ
カフネ
禁忌の子
禁忌の子
恋とか愛とかやさしさなら
恋とか愛とかやさしさなら
小説
小説
死んだ山田と教室
死んだ山田と教室
spring
spring
生殖記
生殖記
成瀬は信じた道をいく
成瀬は信じた道をいく
人魚が逃げた
人魚が逃げた

ノミネート作品

アルプス席の母
アルプス席の母
カフネ
カフネ
禁忌の子
禁忌の子
恋とか愛とかやさしさなら
恋とか愛とかやさしさなら
小説
小説
死んだ山田と教室
死んだ山田と教室
spring
spring
生殖記
生殖記
成瀬は信じた道をいく
成瀬は信じた道をいく
人魚が逃げた
人魚が逃げた
魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話
魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

¥2,310
    ルル・ミラー

/

サンマーク出版

アメリカ、韓国はじめ、世界中で
ベストセラーの超異色・生物書

人は、何かに名前をつけると
本当の姿を見ようとしなくなる。

19世紀末、生涯をかけ魚類を収集・分類した科学者デイヴィッド・スター・ジョーダン。その膨大なコレクションは、落雷、火災、さらに巨大地震によって幾度となく破壊された。だが彼は、世界に秩序をもたらそうと、まるで運命に抗うかのように分類作業を続ける。
NPR(米国公営放送)の気鋭ジャーナリスト、ルル・ミラーが追跡した衝撃の実話。ジョーダンの生涯を掘り起こす作業を通じ、自然、歴史、倫理、そして愛についての著者の理解は大きく揺るがされていく。
科学への深い執着、殺人の影、分類することへの限りない欲望。
全てが混ざり合う、目が離せない知的冒険の記録。

★全米主要メディア、絶賛!
「心が揺さぶられる」The Wall Street Journal
「見事な一冊」Los Angeles Times
「打ちのめされる」NY Times Book Review
「自然をめぐる驚きのストーリー。世界がそれまでと違う姿で見えてくる」Book Riot(書評サイト)

★識者、大絶賛!
「奥深く、機知に富み、おぞましい闇と強い高揚感の両方を味わわせる。この本を、そしてこの本を書いた一筋縄ではいかない精神の持ち主を称賛したい。ルル・ミラーは、決して大げさではなく、生命の秘密を明らかにしたと言えるかもしれない」
―ジョン・モアレム 『This Is Chance!』著者
「ジェットコースターに乗ったように、魚の(そして私たちの)位置づけがひっくり返る」
―Slate(オンラインマガジン)
「1ページ目から圧倒的。独白であり、人物評伝であり、国の歴史を語る本でもあり、そこからさらに壮大なストーリーが少しずつ解きほぐされていく。最後の数ページにたどり着いた頃には泣かされていた」
―ジョナサン・ゴールドスタイン podcast「Heavyweight」creator

★年間BEST BOOK選出!
The Washington Post, NPR, Chicago Tribune, Smithonian Magazine, Audible, etc.
タコの心身問題
タコの心身問題

タコの心身問題

¥3,300
    ピーター・ゴドフリー=スミス

/

みすず書房

心は何から、いかにして生じるのだろう。進化は「まったく違う経路で心を少なくとも二度、つくった」。一つはヒトや鳥類を含む脊索動物、もう一つがタコやイカを含む頭足類だ。哲学者であり練達のダイバーでもある著者によれば、「頭足類と出会うことはおそらく私たちにとって、地球外の知的生命体に出会うのに最も近い体験だろう」。人間とはまったく異なる心/内面/知性と呼ぶべきものを、彼らはもっている。本書は頭足類の心と私たちの心の本性を合わせ鏡で覗き込む本である。
海で生まれた単細胞生物から、現生の頭足類への進化を一歩ずつたどれば、そこには神経系の発達や、感覚と行動のループの起源、「主観的経験」の起源があり、それは主体的に感じる能力や意識の出現につながっている。「タコになったらどんな気分か」という問題の中には、心とは何か、それは物理的な身体とどう関係するのかを解き明かす手がかりが詰まっている。
知能の高さゆえの茶目っ気たっぷりの行動や、急速な老化と死の謎など、知れば知るほど頭足類の生態はファンタスティック。おまけに著者の見つけた「オクトポリス」(タコが集住する場所)では、タコたちが社会性の片鱗を示しはじめているという。味わい深く、驚きに満ちた一冊。
タコ・イカが見ている世界
タコ・イカが見ている世界

タコ・イカが見ている世界

¥1,980
    吉田 真明

/

創元社

イカ・タコなどの頭足類は、人類とはまったく異なる身体・脳の構造を持っている。しかし、他個体とのコミュニケーションや鏡像認知など、ヒトにも通じる高度な知性の持ち主であることが分かってきた。その進化史から特異な身体の構造、そして心の中や社会性まで、最先端の知見を二人の研究者が豊富な図版と共に紹介する。
日本の深海魚図鑑
日本の深海魚図鑑

日本の深海魚図鑑

¥5,940
    岡本 誠

/

山と溪谷社

ついに本格的な深海魚図鑑が登場!

日本近海の深海に生息する426種類の深海魚を掲載。
魚類学者19人が執筆。
貴重な標本写真を中心に、わかりやすい解説で見て読んで楽しむ本格深海魚図鑑。

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店頭にて開催!

2025年本屋大賞

受賞作品 hontoポイント2倍キャンペーン

期間:2025年4月9日(水)~ 4月30日(水)
※通販でのご購入分は対象外となります。

詳しくはこちら

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