連日テレビのワイドショーを賑わす「令和の米騒動」。
国民の関心がこんなにも米に集まっているのは、
30年前の「平成の大冷害」以来だろう。
「安すぎる米」に慣れ切った消費者が、
「高すぎる米」を前に困惑している。
「こんなに高くちゃ生活できない!」と怒り心頭の声もあるいっぽう、
主食たる米について、水田農業や農家・農村の現実について、
「知らな過ぎた」「もっと知りたい」という気持ちも高まっている。
じつは、農家だって戸惑っている。
異常な価格高騰を前に「これからいくらで売ればいいのか?」と。
今回、編集部では約30人の農家に緊急アンケートを実施し、
その声をもとに本特集を組んだ。
稲作経営のリアルな実態にもとづいた、
農家が再生産できて消費者も納得できる
「適正価格」を探るために――。