銅酸化物における高温超伝導が発見されて、もうすぐ40年になろうとしている。
銅酸化物高温超伝導の発見以降、Tcが77 Kを超えるような非従来型高温超伝導の発見は久しくなかったが、昨年、10 GPaオーダーの圧力下において、2層型ニッケル酸化物La3Ni2O7が「Tc約80 K」の高温超伝導になることが発見された。さらにその後、3層型のLa4Ni3O10も圧力下にて超伝導になることが発見された。
今回の小特集は、これら多層型ニッケル酸化物における高温超伝導をトピックにとりあげ、La3Ni2Oにおける超伝導の発見者であるMeng Wang氏による記事、ならびに現時点で論文を出版している国内の3グループの記事からなる。
(編集:秋光 純・黒木和彦・遠山貴巳・前田京剛)