[特集]音の違いが分かる子に育つ 聴く力・歌う力の鍛え方
導入期から「聴く力」「歌う力」を育てると、自分のピアノの音色に耳を傾け、自由に表現できるようになり、練習することが楽しくなります。そこで、フォルマシオン・ミュジカルの観点から様々な音を聴くエクササイズや、“ピアノで歌う”ために自分の演奏を聴くポイント、表現につなげるためのワークをご紹介します。
◆音楽的な耳を育てる フォルマシオン・ミュジカルのレッスン(高田美佐子)
◆“演奏の設計図”を緻密に描く 7つの聴き方のポイント(樹原涼子)
◆“ピアノで歌う”ために 楽器とつながるテクニック(塚田めぐみ)
[今月の課題曲] キルンベルガー《ファンファーレ》(選曲者:奈良井巳城)
[トピックス]
◆Interview パスカル・ドゥヴァイヨン&村田理夏子(上田弘子)
ピアノ・デュオを組んで20年あまりとなるパスカル・ドゥヴァイヨンと村田理夏子夫妻。マスタークラスやレクチャー、『ピアノと仲良くなれるテクニック講座』(音楽之友社刊)など著書も好評を博す二人に、5月に開催予定のリサイタルなどについてうかがいました。
◆Report付録「楽器の音色の聴き比べカード」を活用~クーラウ《ソナチネ》op.55-1を使ったレッスン(湯浅玲子)
本誌2025年1~4月号に掲載した付録「楽器の音色の聴き比べカード」は、様々な楽器のソロ・パートの音色を聴くことができる教材です。付録の監修・解説を務めた湯浅玲子先生に、レッスンでの活用法を教えていただきました。
◆付録解説「ダイアトニックコードカード」(ありかわ雅美)
◆Interview 黒木雪音(道下京子)
2022年のダブリン国際ピアノコンクールで日本人として初めて優勝するなど注目を集める若手ピアニストの黒木雪音さん。東京と高知でリサイタルを開催するのを前に、プログラムに込めた意図などをうかがいます。
◆Report ミハイル・ヴォスクレセンスキー「10代のためのピアノマスタークラス」(上田弘子)
「横浜みなとみらいホール プロデューサー2023-2025」を務めたピアニストで指揮者の反田恭平さん。任期の集大成として実施された恩師ミハイル・ヴォスクレセンスキー氏(元モスクワ音楽院教授)のマスタークラスをレポートします。
◆バックナンバーのお知らせ
◆Report 第49回ピティナ・ピアノコンペティション課題曲説明会
◆Report 山本美芽公開講座「練習できる子」を育てる童謡による導入レッスン『ピアチャレ』シリーズの使い方と目指すもの(日水綾香)
◆Report 樹原涼子氏によるシューマン《子どもの情景》の研究会(正鬼奈保)
『ピアノランド』シリーズでおなじみの樹原涼子氏が、ピアノ指導者のための「シューマン『子供の情景』研究会」を開始。毎回1曲ずつを取り上げ、13回で完結予定。その第6回の〈重大な出来事〉の内容をレポートします。