序……………塩野直之
解説1 眺望論と相貌論……………金杉武司
解説2 ウィトゲンシュタインと野矢哲学...............髙村夏輝
第1章 物語のポリフォニー……………塩野直之
応答 物語を読むことと共に生きること……………野矢茂樹
第2章 世界には何があるのか──相貌なき対象の必要性……………山田圭一
応答 どうして一つの同じ対象があると言えるのか……………野矢茂樹
第3章 どこでもないところからの眺めは必要か──有視点把握と無視点把握の関係……………鈴木雄大
応答 「ここ」も「あそこ」からすれば「あそこ」になる……………野矢茂樹
第4章 「物語」としての知覚論──意識の繭に閉じ込められた生き方はありうるか……………森永 豊
応答 「相貌」というあまりにも曖昧な概念……………野矢茂樹
第5章 自由の可能性──場と相貌の二元論から考える……………李 太喜
応答 自由の正体がまだ見えない……………野矢茂樹
第6章 意味するという事実のありか──根元的規約主義を批判する……………金杉武司
応答 3階建ての建物を平屋だと思うと変なことになる……………野矢茂樹
第7章 意図はどこにあるのか──「内と外」の比喩のゆくえ……………竹内聖一
応答 問いがあるから意図が生まれる……………野矢茂樹
第8章 「論理の他者」という謎……………髙村夏輝
応答 ザラザラした大地へ戻れ!……………野矢茂樹
第9章 規則のパラドクスを解決する──相貌の自己知に訴えるアプローチ……………島村修平
応答 一人称権威の謎……………野矢茂樹
思考不可能なものは存在するか……………野矢茂樹
哲学の風景──あとがきにかえて……………金杉武司
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