• 発売日:1976/06/07
  • 出版社:講談社
  • ISBN:9784061580435

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日本語はどういう言語か

日本語はどういう言語か

通常価格 1,111 円(税込)
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商品説明
構造言語学や言語道具などの言語理論は、言語の本質をよくとらえているだろうか。科学的な言語論の確立を意図して書かれた本書では、客体的表現の語と主体的表現の語という独自の視点から、言語の本質が説明される。そこでは、孤立語である中国語や屈折語とよばれる英語などにくらべて、膠着語に属する日本語が、どのような特徴や構造をもつかが、わかりやすく述べられている。日本語を理解するためには不可欠の書といってよい。
目次
1 言語とはどういうものか
  1.絵画・映画・言語のありかたをくらべてみる
    1.絵画と言語との共通点
    2.作者の体験と鑑賞者の追体験
    3.モンタアジュ論は何を主張したか
  2.言語の特徴――その一、
    非言語的表現が伴っていること
    1.言語の「意味」とは何か
    2.言語表現の二重性
    3.辞書というものの性格
    4.言語道具説はどこがまちがっているか
    5.音韻およびリズムについて
  3.言語の特徴――その二、
    客体的表現と主体的表現が分離していること
    1.客体的表現をする語と主体的表現をする語がある
    2.時枝誠記氏の「風呂敷型統一形式」と「零記号」
2 日本語はどういう言語か
  1.日本語の特徴
    1.日本語は膠着語である
    2.日本語のヨコ組みはなぜ読みにくいか
    3.目玉「理論」の二つのまちがい
  2.日本語はどう研究されてきたか
    1.明治までの日本語の研究
    2.明治以後の日本語の研究
    3.時枝誠記氏の「言語過程説」
  3.日本語の文法構造――その一、
    客体的表現にはどんな語が使われているか
    1.<名詞>のいろいろ
      1.対象のありかたとそのとられかた
      2.<抽象名詞>あるいは<形式名詞>
    2.<代名詞>の認識構造
      1.<代名詞>における話し手の観念的な自己分裂
      2.フランス人は「そこつ長屋」を実演する
      3.<代名詞>をめぐる諸問題
    3.<動詞>と<形容詞>、その交互関係
      1.活用ということについて
      2.<抽象動詞>あるいは<形式動詞>
      3.「ある」と「いる」の使いわけ
      4.<抽象動詞>の特殊な使いかた
      5.<動詞>と<形容詞>との関係
      6.<動詞>
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