• 発売日:2016/04/12
  • 出版社:講談社
  • ISBN:9784062923521

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興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後

興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後

通常価格 1,408 円(税込)
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商品説明
13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、ユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。


 講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第3冊目。
 13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、5代・クビライの頃にはユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この大帝国の時代――すなわち「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。人類の歴史は、「モンゴル時代」の以前と以後でまったく様相が異なるという。
 そして、大モンゴル国すなわち「モンゴル帝国」の解体後も、「モンゴルの残影」は20世紀にいたるまで各地に息づいていた。ロシアのイヴァン雷帝も、後のムガル帝国へと続くティムール帝国も、また、大清帝国も、「チンギス家の婿どの」の地位を得ることで、その権威と権力を固めてきたのだ。そして今なお混迷のなかにあるアフガニスタンを、「遊牧民とユーラシア国家」の歴史を通してみると、何が見えてくるのか? 
 壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。
[原本:『興亡の世界史 第09巻 モンゴル帝国と長いその後』講談社 2008年2月刊]
目次
序章   なんのために歴史はあるのか
第一章 滔滔たるユーラシア国家の伝統
第二章 モンゴルは世界と世界史をどう見たか
第三章 大モンゴルとジャハーン・グシャー
第四章 モンゴルとロシア
第五章 モンゴルと中東
第六章 地中海・ヨーロッパ、そしてむすばれる東西
第七章 「婿どの」たちのユーラシア
終章   アフガニスタンからの眺望
学術文庫版のあとがき
参考文献
年表
重要項目解説
索引
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