• 発売日:2025/01/07
  • 出版社:小学館
  • ISBN:9784094074192

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往復書簡集 はからずも人生論

往復書簡集 はからずも人生論

通常価格 660 円(税込)
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商品説明
『九十歳。何がめでたい』を超える興奮の書

◎佐藤愛子さん曰く「人生論を書くつもりはなかったけれど、図らずも人生論になってしまいました」
◎小島慶子さん曰く「佐藤さんが下さった最後のお手紙の一節に、私は不覚にも涙が出ました」
1923年生まれの佐藤さんと1972年生まれの小島さんが交わした空前絶後の往復書簡集。テーマは夫婦のこと、生きること、今の時代、書くこと、話すこと、戦うことなど、実に様々。「理屈の隘路にハマって呻吟している」小島さんの悩みに、時に厳しく時に優しく返事をする佐藤さん。往復書簡だからこその至言、金言が続出する大興奮間違いなしの一冊です。

<夫婦喧嘩の大義は要するに「ウップン晴らし」ですからね。「颱風一過。後は雲ひとつない、ルンルン青い空」が望ましい>(佐藤さん)
<佐藤さんは私の愛が深いとおっしゃいます。そうかもしれませんが、だとしたら愛なんてロクなもんじゃないと思います>(小島さん)

読後感はルンルン青空。元気がわき出ること請け合いです。

本書は、『あなたは酢ダコが好きか嫌いか』を文庫化にあたって改題し、デザインなども一新。単行本から5年、小島さんの「文庫化にあたっての後日談」を新たに収録しています。


【編集担当からのおすすめ情報】
◎担当編集者曰く「二人のやり取りは羨ましいほど親密で、震え上がるほど激烈。心を撃ち抜かれます」
本書で交わした二人の手紙はとても個人的で、率直で、親密なものです。最初、そうした二人だけの私信を覗き見るような感覚がしたほどです。悩みを赤裸々に打ち明ける(こんなことまで、と驚愕)小島さんと、それを笑い飛ばしながらもどこまでも真剣に答える(こんな回答を、と頓悟)佐藤さん。本書を読むうち、きっと悩みはどこかへ消え去り、勇気と元気をもらえること請け合いです。

目次
第1章 愛について

第1通 夫はなぜ、私の孤独と不安にこうも無頓着なのか小島慶子

第2通 慶子さんは我慢のし過ぎです。愛し過ぎです 佐藤愛子

第3通 だとしたら愛なんてロクなもんじゃないと思う 小島慶子

第4通 夫婦喧嘩の大義は「ウップン晴し」ですからね 佐藤愛子

第5通 佐藤さん、私は何と闘っているのでしょう 小島慶子



第2章 世情について

第6通 「秘訣は何ですか?」知らんがな、そんなこと 佐藤愛子

第7通 誰と誰が同衾したとかしないとか、知るかそんなもん 小島慶子

第8通 しかしね。ニーズがあることがすべてかね 佐藤愛子

第9通 なんで街は親切なのに人は親切じゃないんだろう 小島慶子

第10通 どうか慶子さん。こいつはヘンだと思われた時は 佐藤愛子



第3章 人生について

第11通 手紙を書くって、なんだか心理カウンセリングみたい 小島慶子

第12通 人は人、我は我。私はそう考えて波瀾を乗り越えてきた 佐藤愛子

第13通 どうしてそんな不自由な酢ダコ原理主義になったのか 小島慶子

第14通 だって恋愛は理屈じゃない。情念の問題ですからね 佐藤愛子

第15通 これが佐藤さんのおっしゃる「己との闘い」なのか 小島慶子



最終章 結婚について

第16通 今、私は彼に恋をして欲しいと思っています 小島慶子

第17通 親愛なる慶子さんへ 佐藤愛子


あとがき 小島慶子

特別付録 佐藤愛子×小島慶子「人生って何ですか?」

文庫化にあたっての後日談 小島慶子
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