没後30年目に初めて描かれた、稀代の大冒険家の肖像。
日本人初のエベレスト登頂、犬橇による北極圏1万2千キロ走破、北極点単独行とグリーンランド縦断
数々の偉業をうちたて、次は南極大陸を犬橇で単独横断する、という長年の目標に向かいながら、43歳で冬期マッキンリーに消えた植村直己の伝記〈決定版〉。
文庫化に際し、付録「甘美でさえある時間」「二つの大切なこと」の二篇を特別収録。
決して単純な冒険のヒーローではなく、光と影を併せもった、一人の不器用な、そして魅力的な人間だった。1968年に初めてであって以来、16年にわたり植村の活動を支え、夢を共に追い続けてきた著者による伝記。
かつて、日本にはこんなにも熱い男がいた。