微粒子のなかで直径が100 nm以下のものをナノ粒子と呼ぶ。ナノ粒子はバルクとは異なる新しい物性が出現するために,ナノテクノロジーの基本材料の一つとして強く期待されている。
本書では高分子という視点から無機ナノ粒子と有機ナノ粒子を包括的に解説しているので,これまでの類書とは異なる内容を含むことができている。微粒子・ナノ粒子の定義・歴史を入口に,有機および無機微粒子・ナノ粒子の合成と材料化,その応用先としての触媒,電子部品部材,磁気材料,バイオ・医療応用,インク化,基板への固定化などを解説しており,最後に今後の展開をまとめている。