• 発売日:2022/08/20
  • 出版社:春秋社
  • ISBN:9784393291337

読み込み中…

摩多羅神

摩多羅神

通常価格 3,850 円(税込)
通常価格 セール価格 3,850 円(税込)
SALE 売り切れ
  • 発売日:2022/08/20
  • 出版社:春秋社
  • ISBN:9784393291337
ネットストア在庫 詳細
    読み込み中...
My店舗在庫
    My店舗登録で在庫確認と店舗お受け取りのご利用が可能になります。(要ログイン)
  • 在庫表示のサンプル
商品説明
ドラスティックな日本中世の世界、大寺の奥深く〈闇〉に鎮座する異神に光を当て、その由緒と霊性のありかを探り、あわせて日本的精神性を展望する、渾身の画期的論考。今に連なる、激動と驚異の宗教的・精神的運動の意味するものとは。
目次
はじめに

  Ⅰ

第一章摩多羅神と夢の女人――壇上遊戯としての恋
    摩多羅神と比叡山常行堂
    東照大権現と摩多羅神
    有知山剋果『摩多羅神考』の奇想――摩多羅神曼荼羅から
    「竹枝の詞」から中国湖南の聖廟へ
    黄陵廟と二人の妃――韓愈と屈原と
    唐の詩人、李群玉の「湘妃廟」――女人恋慕
    杏花壇は玄旨壇なりき
    夢の妙童菩薩をめぐって
    摩多羅神の正体

  Ⅱ

第二章 毛越寺の二十日夜祭
常行堂と芸能の神
    献膳・常行三昧供・蘇民祭

第三章 毛越寺の摩多羅神と芸能――「唐拍子」をめぐって
    「呼立」と「唐拍子」
    「路舞」と「仏後の曲」
    「唐拍子」と二童子
    「呼立」と穀部屋
    「作神さま」としての摩多羅神

  Ⅲ

第四章 摩多羅神紀行――服部幸雄『宿神論』の向こうへ
    摩多羅神への旅、あるいは摩多羅神の八〇年代
    摩多羅神の「顕夜」へ
    大いなる部屋
    路舞=唐拍子をめぐって
    宿神への遠近法
    赤岡のシュクジさま
    赤岡へ――絵金と芝居小屋

第五章 出雲の摩多羅神紀行(前篇)――遥かなる中世へ
    はじめに
    清水寺の摩多羅神を訪ねて
    清水寺の常行堂とまぼろしの修正会
    鰐淵寺へ
    鰐淵寺の常行堂と摩多羅神
    中世の常行堂と摩多羅神影向所
    もうひとつの智春上人伝――三人の老翁譚
    天正年間における諏訪大明神の勧請

第六章 出雲の摩多羅神紀行(後篇)――黒いスサノオ
    はじめに
    「影向山王」と影向摩多羅神
 Ⅰ 摩多羅神=スサノオ説をめぐって
    「異神」としてのスサノオ
    唐川へ――摩多羅神=スサノオの葬地を訪ねて
    摩多羅神への献膳作法
    第二の葬地=鰐淵寺・熊成の峯
    第三の葬地=日御碕・隠ヶ岡
    黒いスサノオたち
 Ⅱ 流着峰縁起と杵築する神――中世出雲神話
    流着峰縁起――鰐淵寺の縁起
    飛来峰縁起と流着峰縁起
    宗教芸能の中の浮浪山とスサノオ
    おわりに――杵築するスサノオ

  Ⅳ

第七章 我らいかなる縁ありて 今この神に仕ふらん――常行堂と結社の神・摩多羅神
    はじめに
 Ⅰ 常行堂と隠れたる神
    起請文と新入の作法
    第三の空間としての「密蔵」
 Ⅱ 修正会の祝祭空間と行事
    三時の次第と「所作当て」
    剋部屋での行事(一)――「経の題」・鏡・「三国各所」
    剋部屋での行事(二)――「江東問答」と「懺悔」
 Ⅲ 芸能の饗宴――摩多羅神の顕夜に
    摩多羅神の顕夜
    エボシの異装
    おわりに――結願作法と牛王の授与

  Ⅴ

第八章 大いなる部屋――修正会を超えて
    常行堂――その運動性と空間性
 Ⅰ 日光山と毛越寺常行堂の「部屋入り」――溶解する後戸空間
    部屋入りの作法――日光山常行堂
    毛越寺延年の「呼立」と「穀部屋」
 Ⅱ 三河大神楽の「部屋」と「部屋入り」
    花祭りと三河大神楽
    神楽屋敷と「部屋」
    みるめさま
    「部屋入り」の作法と行事
    花祭りの「切目の王子」
    大神楽における「部屋入り」
    大神楽の終結儀礼
    消えた「こうぬし祭り」
 Ⅲ ふたたび「ありやの浄土」へ

おわりに
詳細を表示する

カスタマーレビュー

honto本の通販ストアのレビュー(0件)

並び順:
1/1ページ

最近チェックした商品