• 発売日:2025/07/22
  • 出版社:春秋社
  • ISBN:9784393932438

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バッハ 伝承の謎を追う 新装版

バッハ 伝承の謎を追う 新装版

通常価格 4,620 円(税込)
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商品説明
20世紀バッハ研究の総決算

忘れられた演奏習慣、数多くの真偽不明の作品、「フーガの技法」や「ロ短調ミサ曲」など、バッハの作品伝承にまつわる数々の疑問や謎を、厳密な資料学的研究の立場から解明する。

・本書は1995年初版/2004年新装版を刊行した書籍を復刊したものです。
目次
I バッハ研究の現状
 研究の二大領域
 資料学的方法
 文献学的方法――楽譜校訂
 分析的方法

II 演奏習慣の諸問題
 忘れられた演奏習慣
 記譜法の問題
 楽器特定の難しさ
 器楽および声楽編成の問題
 合唱団の構成
 奏法の問題

III 「バッハ復活」の背景――ロマン派のゴシック的バッハ像をめぐって
 ロマン派以前のゴシック受容
 ロマン派のバッハ受容
 『マタイ』蘇演の放った光

IV バッハをめぐる偽作の問題
 七百曲にのぼる真偽不明の作品
 なぜ偽作が生まれるのか
 疑わしい作品の実例
 真偽判定の方法

V 『フーガの技法』の謎
 『フーガの技法』をめぐる五つの謎
 いつ作曲されたのか
 楽器編成をめぐる論争
 初版印刷譜の楽曲配列の欠陥
 四重フーガは未完か否か
 初版譜の校訂者は誰か

VI 晩年のバッハとその作品――バッハ像修正の試み
 変貌するバッハ像
 作品に対する意識の変化
 演奏実践における晩年の特徴

VII 『ロ短調ミサ曲』のバロック的普遍主義
 後世への音楽的遺産として
 最終楽章におけるパロディーの意味
 あくまでも上演を望んだバッハ


あとがき
人名索引/事項索引/作品名索引
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