いまこの社会で心の問題に直面している人をどのように理解し、支援していくのか?
本書は、心をめぐる困難に対処することを職責とする「心理職」とはどんな仕事なのか、どんな役割や意義、魅力があるのかについて、実際の仕事の様子も紹介しながらわかりやすく解説する。
大学の公認心理師養成カリキュラムの必修科目「公認心理師の職責」に対応しており、国家試験対策にも役立つ。すでに心理職として働いている人にとっては、日々の仕事や今後のあり方についてあらためて見直し、考える上で活用できる一冊。
第Ⅰ部では、教育、保健医療、福祉、司法・犯罪、産業・労働の5領域での心理職の仕事の実際を具体例を示しながら解説する。
第Ⅱ部では、各分野の心理職に共通して求められる重要事項(義務と倫理、情報の適切な取り扱い、多職種連携など)について取り上げる。
第Ⅲ部では、心理職として成長しながら働きつづけるために必要なことについて考える。