〈歩く・食べる・学ぶ――フィールドワークを通して京都の食文化を多角的に追究する一冊〉
〈俯瞰的な視点から京都の食が理解できる文化誌〉
ユネスコの無形文化遺産として世界が注目する「和食」のルーツともいうべき京都の食文化について、その歴史や成り立ちを知る〝道
しるべ〟として、さまざまな角度と分野から紹介する一冊。料理や菓子のみならず、素材となる水や穀物、野菜、魚介、市場や商店街、老舗と新進気鋭のお店など、京都府立大学和食文化学科での授業や京都全域でのフィールドワークの中で知りえた情報をもとにして11章立てで構成しています。さらに京都と他地域との食文化の比較検証も試み、京都の食文化の特質を文化面・科学面の両側から探求。読者が京都を自ら歩き、その食文化を確かめることの手助けになる「フィールドワークの手引書」を意識した一冊です。