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設計・開発・品質管理者のための基本機能ハンドブック品質工学・タグチメソッドで品質問題撲滅

設計・開発・品質管理者のための基本機能ハンドブック品質工学・タグチメソッドで品質問題撲滅

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商品説明
 田口玄一博士によって構築された品質工学は、技術開発をはじめとする多くの領域で有効な手法、理論として世界中に広まり、様々な分野の研究者が実施例を積み上げることで、田口理論の正しさと課題を検証してきました。SN比(機能の安定性の指標)、パラメータ設計(機能改善の方法、手順)などがその代表です。そして、品質工学のベースとなるパラメータ設計において、欠かすことができない重要なテーマが基本機能です。
 
 基本機能とは、製品やシステムに搭載された技術手段の働きや原理をさします。例えば照明器具では、電力を光エネルギーに変換することが基本機能です。照明器具には光量不足や寿命、発熱問題など、多くの品質問題がありますが、それらはすべて基本機能が悪化して起こる問題です。基本機能を改善することで、多くの品質問題を同時に改善できる可能性があります。田口玄一博士が基本機能という概念を提示して以来、あらゆる技術領域で基本機能が検討され、実物やシミュレーションでの実施例として公表された研究論文は数千件に及びます。
 
本書は、これまでに公表されてきた多くの研究論文や実施例から基本機能のみを抽出し、それらを分類、体系化することで、基本機能研究全体を俯瞰する内容となっています。そして、その目的は、現状での研究範囲やレベルを把握し、新たな基本機能の発見と提案に繋がる研究を活性化することにあります。また、基本機能は製品やシステムの基本原理なので、様々な技術分野に共通であり、基本機能を利用した技術開発や製品開発に取り組む技術者や、品質工学を学ぼうとする人にとって、貴重な資料、教科書になります。
 
なお、本書は当協会が発行していた月刊誌“標準化と品質管理”への連載記事(2020年1月号11月号)をもとにしておりますが、単行本化にあたって、“転写機能”、“加工機能”、“通電機能”、“機能窓”への原稿追加や、“その他の基本機能”、“系統図”、“システム研究の分類”、“演習問題”の新たな書き下ろし等、大幅な加筆修正を行うことで、基本機能研究の全貌を体系化しています。
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