• 発売日:2025/05/20
  • 出版社:勉誠社
  • ISBN:9784585390480

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中国の名作をどう読むか

中国の名作をどう読むか

通常価格 6,600 円(税込)
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  • 発売日:2025/05/20
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商品説明
中国の古典には、王羲之「蘭亭序」、杜甫「感時花濺涙、恨別鳥驚心」、沈既済『枕中記』、李商隠「夕陽無限好、只是近黄昏」など名作・名句と言われながら、その主題や解釈に議論があるものが少なくない。それら未解決の名作を取り上げ、あくまで原文に即しつつ、一字一句の典拠や作品の背景を究明し、あまたの議論に終止符を打つ。

好評を博した『中国古典をどう読むか――規範からの逸脱、規範への回帰』の姉妹版。
目次
はじめに

第一章  王羲之「蘭亭序」―死への恐れと悲しみ
第二章  陶淵明「飲酒二十首」―官界から田園へのはざまで
第三章  柳宗元の愚渓と謝霊運の始寧―わが園林への愛
第四章  杜甫「春望」の「感時花濺涙、恨別鳥驚心」―「花」も「鳥」も詩人と一つ
第五章  沈既済『枕中記』―幸せの鍵は欲をおさえることに
補 論  李公佐『南柯太守伝』―人生は不可知の何者かに操られている
第六章  『杜子春伝』―いかなる情よりも深い母の愛
第七章  白居易「琵琶引」―自分と女性と音楽への愛の結晶
第八章  白居易「燕子楼三首」―主人を亡くした妓女の悲哀への共鳴
第九章  李商隠「夕陽無限好、只是近黄昏」―「只是」は「しかし」か「ひたすら」か
第十章  李商隠「曲江」の「傷春」―時代の惨劇に関われない痛苦
第十一章 蘇東坡の酒―生涯のこよなき伴侶

あとがき
参考文献
初出一覧
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