スペイン公爵の嘆き

「この子は運命の子だ」その本当の意味は…

スペイン屈指の富豪、公爵のアレハンドロが貧しく平凡な私を選ぶなんて…。喜びに酔いしれたレナはひと夏を彼に捧げたが愛を告げたとたん、彼は無情にも去っていった。身ごもっていると知ったのは３か月後のこと連絡が取れないまま、レナはたったひとりで出産した。だが、つましくも平和な母子の生活は突然終わりを告げる。「ＤＮＡ鑑定を受けてもらう。結婚するんだ」プロポーズは冷たく、ただ跡継ぎ目当てのものだった。レナは荘厳な彼の城へとつれさられ…!?