基礎から応用に至るまで幅広く,量子論/量子物理学の重要語について,初学者でも直観的にスッキリ理解できるように,精巧リアルな画像を中心とした図版と簡潔明瞭な文で解説する入門書.知的好奇心をそそられる厳選された200テーマを,各テーマについての説明を上段,図を下段に配した1ページ完結のスタイルは本書ならではの特色.重要なトピックスはほぼ網羅され,量子論の知識はこれ一冊で十分といえる内容.
「1.量子物理学の誕生」「2.エネルギー準位とスペクトル線」「3.素粒子物理学」「4.波動関数」「5.量子物理学の用語」「6.量子物理学と宇宙」「7.万物の理論」「8.マルチバース」「9.不気味な宇宙」「10.量子論の応用」「11.量子生物学」「12.量子コンピュータ」「13.量子物理学の未来」=全13章200テーマから成り立つ本書は、類書には見られない、わかりやすい精巧な図と,サイエンスライターならではの簡潔明瞭な文で構成されているところが最大の魅力。本書の精巧リアルな画像・写真を目にした読者は,必ずや知的興味関心をそそられることになるだろう—―量子論に興味をもつ中学生から一般社会人までが直観的にスッキリ理解できてしまうよう工夫され、また重要なトピックスはほぼ網羅されているため,量子論についてはこれ一冊で十分な内容構成。