アイヌは主張する

アイヌ民族の現在と未来を歴史的・政治的・文化的視点から洗い直し、民族の豊かな将来を展望する。多くの写真とともに、古老との対談や詩、論文・エッセイによって構成される。

目次

扉文字　アイヌは主張する　島田無響
砂澤ビッキ作品選

序言　　伊坂重孝

回想はきりもなく　　荒井和子
　論文抄「アイヌ児童の方がすぐれていた」
詩　ふる里の山川を思い　　石井由治
九十歳の幌村ミチフチと　　山川力
対談　いま民族として政治に求めるものは　　小川早苗
対談　自分の運命は自分で決める　　オキ
昔の紋様に魅せられて　　かとうまちこ
対談　「自分は、ダムには反対だ」　　貝澤健
　札幌地裁判決（一部略）
写真　生きるアイヌ　　詩も　北原龍三
評論　アイヌ新法がアイヌ辛抱法に！？　　北原きよ子
　国会はどう審議したか（一部略）
対談　樺太アイヌとしての立場から　　田澤守
鼎談　最初はクマをノミで突っついて彫った　　床ヌブリ　千家盛雄
カムイユカラとわたし　　中本ムツ子
　カムイユカラ　カンナカムイ
対談　カムイノミできるチセを建てたい　　野本久栄
詩　二谷風のコタンに生まれ　そして　いまは　　山道康子
タスマニア見聞片々

後記