• 発売日:2024/06/13
  • 出版社:金子書房
  • ISBN:9784760828562

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動機づけ研究の理論と応用

動機づけ研究の理論と応用

通常価格 2,750 円(税込)
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商品説明
「動機」や「動機づけ」とは何かをわかりやすく示し、動機づけ研究の主要な学説とその展開を体系的に説明する。さらにはそれらの理論を学校・家庭・社会(職場など)でどのように活用できるかを解説する。日常生活のなかで、個人が学習や仕事にあたるうえでモチベーションをどのようにしたら保てるのか、仲間との活動に積極的にかかわれるようになるにはどのような心の持ちようが求められるのか、などのヒントが満載。

目次より

まえがき

第Ⅰ部 いま,動機づけ研究はどこまでわかっているのか
    動機づけ研究の基礎知識と理論

■Part 1 動機づけについて学ぼう
■Part 2 学習や仕事の達成レベルに関する理論
達成の視点から動機づけを研究する
■Part 3 自己決定理論と自ら学ぶ意欲についての理論
自律の視点から動機づけを研究する
■Part 4 自己調整学習の理論と学びのエンゲージメント理論
学び方の視点から動機づけを研究する
■Part 5 向社会的動機づけ理論
他者とのかかわりの視点から動機づけを研究する
■Part 6 無気力についての理論
心身の健康の視点から動機づけを研究する

第Ⅱ部 動機づけ研究はどのように役立てられるか
動機づけ理論の応用

■Part 7 学校で動機づけ研究を活かす
■Part 8 職場・家庭・ボランティアで動機づけ研究を活かす
■Part 9 子どもの発達に動機づけ研究を活かす
■Part 10 心身の健康に動機づけ研究を活かす

あとがき
目次
まえがき

第Ⅰ部 いま,動機づけ研究はどこまでわかっているのか
    ――動機づけ研究の基礎知識と理論

■Part 1 動機づけについて学ぼう
第1節 動機づけをとらえる
(1)動機とは
(2)動機づけとは
第2節 動機づけというプロセス
(1)欲求の役割を重視した動機づけプロセス
(2)認知の役割を重視した動機づけプロセス
(3)感情の役割を重視した動機づけプロセス
第3節 動機づけに関連する用語の解説
(1)動機の方向性
(2)動機のエネルギー性
(3)動機づけの階層構造
(4)動機づけの種類

■Part 2 学習や仕事の達成レベルに関する理論
――達成の視点から動機づけを研究する
第1節 達成動機づけ理論――達成をめざす動機づけの古典的研究
第2節 期待×価値理論――価値と期待で意欲が変わるという研究
(1)エックルズの価値づけ理論
(2)バンデューラの自己効力感理論
(3)ワイナーの原因帰属を導入した達成動機づけ理論
第3節 達成目標理論――目標のもち方で適応が変わるという研究
(1)ドウェックらの達成目標理論
(2)エリオットらの達成目標理論

■Part 3 自己決定理論と自ら学ぶ意欲についての理論
――自律の視点から動機づけを研究する
第1節 自己決定理論――基本的心理欲求の充足を中心にした研究
(1)認知的評価理論
(2)有機的統合理論
(3)因果志向性理論
(4)基本的心理欲求理論
(5)目標内容理論
(6)関係性動機づけ理論
第2節 自ら学ぶ意欲についての理論――「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習意欲の研究
(1)「自ら学ぶ意欲のプロセスモデル」とは
(2)モデルの詳細
(3)モデルの特徴

■Part 4 自己調整学習の理論と学びのエンゲージメント理論
――学び方の視点から動機づけを研究する
第1節 自己調整学習の理論――メタ認知が学びをコントロールすることに注目した研究
(1)メタ認知とは
(2)自己調整学習のプロセス
第2節 学びのエンゲージメント理論――学びへの積極的な取り組みに注目した研究
(1)基礎的な研究
(2)発展的な研究

■Part 5 向社会的動機づけ理論
――他者とのかかわりの視点から動機づけを研究する
第1節 向社会的動機づけの基本概念とそのプロセス
(1)共感とは
(2)共感から向社会的行動にいたる基本的なプロセス
(3)向社会的動機づけのプロセスモデル
第2節 利己的動機づけのプロセスモデル
(1)シャーデンフロイデを感じて利己的行動にいたるプロセス
(2)妬みによって利己的行動にいたるプロセス
(3)向社会的動機づけと利己的動機づけの要点

■Part 6 無気力についての理論
――心身の健康の視点から動機づけを研究する
第1節 無気力をもたらす主要な要因
第2節 無力感と絶望感はいかにして発見されたのか
(1)セリグマンらによる実験
(2)学習性の無力感・絶望感は人間にも生じる
(3)人間の無力感と絶望感は原因帰属で決まる
(4)ストレスでも無力感や絶望感は起こる
第3節「目標がもてないこと」が無気力の三番目の原因

第Ⅱ部 動機づけ研究はどのように役立てられるか
――動機づけ理論の応用

■Part 7 学校で動機づけ研究を活かす
第1節 学習への動機づけ
(1)自律性を重視する理論から
(2)その他の動機づけ理論から
第2節 仲間関係と部活動
(1)学級での仲間関係
(2)部活動

■Part 8 職場・家庭・ボランティアで動機づけ研究を活かす
第1節 職場における仕事への動機づけ
(1)教師の仕事への動機づけ
(2)一般的な仕事への動機づけ
第2節 家庭における子育ての影響
(1)発達観や育児感情は養育行動を通して子どもの意欲に影響する
(2)安心して学べる環境が子どもの意欲を育む
(3)子どもの自律性を支援することが子どもの意欲を育む
(4)親の学業価値観を子どもがどう認識するかで子どもの意欲が変わる
(5)完璧主義に基づく子育ては母親の健康にネガティブな影響がある
第3節 ボランティア活動における動機づけ
(1)ボランティア動機は複数ある
(2)ボランティア活動の継続で自己成長や自己実現の動機が強くなる

■Part 9 子どもの発達に動機づけ研究を活かす
第1節 自ら学ぶ意欲の発達を促す
(1)四つの心理的欲求
(2)四つの心理的欲求と自ら学ぶ意欲の発達
第2節 学びのエンゲージメントの発達を促す
(1)学びのエンゲージメントの発達
(2)各発達期におけるエンゲージメントの強さ
第3節 共感の発達を促す
(1)共感という感情の萌芽
(2)共感の発達

■Part 10 心身の健康に動機づけ研究を活かす
第1節 無気力を克服する
(1)根本的な原因を特定する
(2)無気力の原因が「無力感や絶望感」である場合の対処
(3)無気力の原因が「無目標」である場合の対処
(4)無気力を予防するには
第2節 孤立や孤独を克服する
(1)孤立や孤独の原因を特定して対処する
(2)孤立や孤独を予防するには
第3節 精神的健康や幸福感を高める
(1)心理的欲求を充足する
(2)自分にやさしくなれる「セルフ・コンパッション」を高める

あとがき
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