まえがき
訳者まえがき
第Ⅰ部 レッジョ・エミリア保育の概要
1章 レッジョ・エミリア保育の歴史と機構
◆起源
◆市によって維持される幼児学校の設立
◆他の地域におけるプログラムの発展と影響:1980年代および1990年代前半
◆レッジョ・エミリア・アプローチとアメリカの出合い
◆0~6歳までの子どものためにつくられたプログラムの組織と構造
◆結語
2章 レッジョ・エミリア・アプローチの基礎
◆レッジョ・エミリアにおける保育の目的
◆レッジョ・エミリア・アプローチの基本原理
◆結語
3章 展示会からのレッスン─ひとりの芸術専門家の考察
◆わかりにくいメッセージ:レッジョ・エミリア・アプローチについての一般的な誤解
◆展示会が明らかにしないこと
◆メッセージの発見:すべての保育者と芸術専門家のために
◆永続的レッスン
4章 アメリカの保育がレッジョ・エミリアから学んだもの─子どものとらえ方,指導計画
◆アプローチにおける類似点
◆子どもたちのまわりの人々の姿勢
◆創造性に関する姿勢
◆教え方における姿勢
◆いくつかの追加的比較
第Ⅱ部 レッジョ・エミリア・アプローチの基礎の考え方の適用
5章 レッジョ・エミリアから1年間で学んだもの─3つの基礎概念
◆認識への道:基礎概念を習得するまで
◆3つの基礎概念
◆ヴィネッカに戻ってきてから
◆結語
6章 共同としての教育─デューイ,ヴィゴツキー,ピアジェから学んだこと,その発展
◆共同性とは何か
◆共同性を通した教育の哲学的基礎
◆結語
7章 子どもたちとの会話とその分析
◆子どもたちとの会話
◆障壁
◆適切な会話の促進
◆エマージェント・カリキュラムを計画するための会話の分析
◆葉についての会話
◆結語
第Ⅲ部 アメリカにおけるレッジョ・エミリア保育の実践
8章 レッジョ・エミリア保育の挑戦─アメリカの保育に問われるもの
◆新方式の適用と採用に関する問題
◆変化をもたらすこと
◆現在の到達地点とこれからなすべきこと
9章 レッジョ・エミリア保育研究の取り組み─ある保育者の挑戦
◆経歴
◆ある保育者の日誌:水のプロジェクト
◆説明と記録文書:保育者としての新しい広がり
◆反省
10章 公立幼稚園の変革の過程─いくつかのプロジェクトの実践から
◆シェリルの物語
◆ジャニスの物語
第Ⅳ部 改革をもたらすために:保育者養成への提言
11章 観察・記録・理解─記録文書の役割
◆記録することに焦点を当てる:意味のある調和
◆共同の必要性はすぐに起こる
◆物語を追うための道路地図
◆記録のとり方
◆展示に欠かせない要素:はっきりとしたガイドラインへの発展
◆最終の考察
12章 保育者養成の再定義─エスノグラファーとしての保育実習生
◆エスノグラファーとしての保育者
◆改訂された保育方法の初級コースの概要
◆オリエンテーションの段階
◆実習の段階
◆解釈の段階
◆結語
第Ⅴ部 これからの方向性
13章 新しい子どものイメージをみつめて
◆唱道についての過去と現在の考え
◆レッジョ・エミリア流のリーダーシップと唱道活動
◆アメリカで切望される乳幼児のための唱道者
◆結語:子ども,学校,社会の新しいイメージ
14章 どうしてレッジョ・エミリア保育なのか
◆「そうね,でも」について考える
◆「たらなあ」とのつきあい方
◆励ましのことば
訳者あとがき