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コミュニケーション学の誕生

コミュニケーション学の誕生

山崎隆広 (解説)
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コミュニケーション学の成立について初めて本格的に論じる
新聞記者、新聞学者として学問、精神、生活の遍歴をたどった井口一郎の生涯を軸に、民間の研究団体「思想の科学研究会」、それを主宰した哲学者・鶴見俊輔、会の雑誌『思想の科学』と協力しながら日本社会での「コミュニケーション学」が波及するまでの論考集。
目次
第一章 井口一郎新聞学の青春期 -コミュニケーション研究史上の落丁

第二章 建国大学時代の井口一郎 -新聞学から弘報論へ

第三章 井口一郎と建国大学の同僚達 王道楽土か日本脱出か -地政学と農本主義の癒着のはざまで

第四章 ラスウェルと「マスコミ」用語の日本登場 -井口一郎と思想の科学研究会の戦後の貢献

第五章 「新しい新聞学」の誕生と「マスコミ」論の影響 -井口一郎に始まる戦後の“アメリカ種”研究の移入

第六章 井口一郎による「コミュニケーション」理論の移植と定着 -1949年以降の出版活動を焦点に

第七章 すべて、それ(プロパガンダ)は戦争から始まった

第八章 プロパガンダ研究とFBIS の成立 -コミュニケーション学胎動の土壌

*解説 (山崎隆広)
「井口一郎・鶴見俊輔・田村紀雄 日本における「コミュニケーション学」の成立と「オルタナティブ」という思想」
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