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トリコロールと日の丸「親日」フランスの謎を解く

トリコロールと日の丸「親日」フランスの謎を解く

じゃんぽ~る西 (イラスト)
通常価格 1,980 円(税込)
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商品説明
滞仏50年近くにおよぶ知仏家の著者が、なぜフランス人はこれほど日本好きなのか。これまでほとんど指摘されることのなかった文化の深層へ切り込んでその本質を語ります。
本書の最大の特徴は、なぜ、いつからフランスは「親日」になったのか、一般的に知られている解釈とは違う理由を提示している点です。一般には19世紀後半に始まるジャポニスムの影響でフランス国内での日本文化への価値が上がったのだと考えられていますが、それはあくまで表層で、本質的には両者には奇妙に通底する奥深さがあったといいます。それがフランスの場合、ローマに支配されないカトリック国としての「ユニヴァーサリズム(普遍主義)」で、それが日本のどんなものでも受け入れることができる「なんでもあり」の懐の深い文化と通底していました。それは効率・勤勉・率直さが一番の価値を持つアメリカ的な文化とは対極にあったものとも言えます。
サブカルチャー、音楽、スポーツ、政治、ライフスタイル、言語を横断しながら、日仏相愛の秘密を探る本書は、これからの世界の中の日本の立ち位置を考える上にも示唆に富む1冊となるでしょう。
カバー画・本文イラスト=じゃんぽ~る西。

【目次】
第1章 日本とフランス、相愛の理由
第2章 日本発サブカルチャーの圧倒的威力
第3章 アメリカが大嫌いなフランス人
第4章 日仏相似の奥に潜むもの
第5章 フランス・バロックと能
目次
第1章 日本とフランス、相愛の理由
 無視と視線 ―― 遠い日のカルチャーショック
「欧米」と「日本」の狭間で揺れた振り子
 フランス留学の理由
 日本人はいつも「特別枠」だった
「遠い親戚」カナダ・ケベックで見つけたフランス
 日本とフランス ――「何でもありの国」同士
 パリ・オリンピックで見えた親日フランスの「今の顔」

第2章 日本発サブカルの圧倒的威力
 アメリカという補助線
 フランスに今も残る「アメリカのおじさん」という言い方
 アメリカ人のフランス語よりも日本人のフランス語の方が聞き取ってもらえる
 音楽教師としての体験
「ケンドー」「ジュードー」「ニンテンドー」―― 日本語教師としての体験
 BDの下地があったからより強く日本のマンガが受け入れられた
「ワーキングホリデー」と日仏カップル
「ジャポニスム」の歴史遺産

第3章 アメリカが大嫌いなフランス人
 アメリカの無差別空爆で死んだフランス人が何人もいる
 戦争と人種差別
 対照的な運命 ―― ボグダノフ兄弟とイサム・ノグチ
 自由フランス軍の中尉になったジョセフィン・ベーカー
「非白人」スポーツ選手と「東アジア系」政治家
 米軍から自国が受けた被害に対して謝罪を求めず
 日本が提起した人種差別撤廃案に賛成票を投じたフランス
 東京裁判でのフランス
 共通する自虐的な優越感
 ドイツとフランス ―― すれ違う思惑
 仏独のロマン主義の違いは「自由」の捉え方の違い

第4章 日仏相似の奥に潜むものは何か
 日仏美学の親和性
 日仏はともに「宗教帰属」で無関心がデフォルト
 カトリック国のフランスとは直接戦ったことがない日本
 プロテスタンの国にはない〝食事を味わう〟文化は日仏共有
 司祭を教師に置き換えて ―― 教会学校と寺子屋

第5省 フランス・バロックと能
 フランス・バロック音楽との出会い
 ハイコンンテクスト文化
 エスカトロジー(終末論)の代わりにスカトロジー(糞尿学)
 能楽『原子雲』ヨーロッパ公演をプロデュースして
 バロックと能の親和性
 能管との共演
 日本とフランスの死生観
 フランス・バロックの普遍主義
「全体と出会う」体験
 境界領域を表現する芸術
 築地本願寺での舞台コンサート
 築地の冒険をパリで
 オリエンタルダンス
 コロナ禍と沖縄
 シューベルティアードについて
 無償の普遍主義を求めて
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