• 発売日:2017/09/01
  • 出版社:田畑書店
  • ISBN:9784803803457

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幸田文 「台所育ち」 というアイデンティティー

幸田文 「台所育ち」 というアイデンティティー

通常価格 4,180 円(税込)
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  • 発売日:2017/09/01
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  • ISBN:9784803803457
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商品説明
 父の死が国葬になってしまう……そんな特殊な立ち位置から「露伴の想ひ出屋」として作家生活をスタートした幸田文が、露伴の傘の下を脱し、真にオリジナルな自らの文学を確立していく過程を、各作品を丹念に読み込むことで、本書はつぶさに論じています。
「父から授かった厳しい躾が作家・幸田文を生んだ」という凡百の作家論を超えて、「台所育ち」という特異なキーワードを用い、幸田文が露伴の影響と闘いながらいかにして自らのオリジナルな〈セルフイメージ〉をんでいったのか、を明らかにします。
「台所育ち」の原像をつくった『あとみよそわか』。作家・幸田文を生き直す契機となった『終焉』から、『流れる』、『おとうと』へと続く作品群。そしてポスト結核小説の傑作『闘』から、「台所育ち」の豊かな感性が自然に触れる地点から生まれた『木』や『崩れる』などの名作を、あくまでもテクストに当たることで論じ尽くした本書は、初めての本格的な評論でもあり、これから幸田文を読もうとする読者にとっては、格好の「幸田文入門」でもあります。
目次
はしがき序 章  「台所育ち」というセルフイメージと、その表象世界      家事労働を体得した身体性を物語る――「松之山の地滑り」論     「台所育ち」の原像――「あとみよそわか」論第一章  「文子」が生き直す物語たち      幸田文の誕生――「雑記」論       疎外する文学、生き直す文学――「終焉」論      変容する戦後空間「菅野」と「私」の造型――「菅野の記」論第二章   開かれていく語りの世界      新しい語りを求めて――「糞土の墻」論     「帆前掛をかける」女の物語――「勲章」論        セクシュアリティを表象する小説へ——「姦声」論第三章   幸田文の再生 戦後世界を生きる女性性を表象する      戦後世界を生きる〈寡婦〉の行く末——『流れる』論     『番茶菓子』が表象するもの     「台所育ち」というセルフイメージと創作戦略——連続随筆論第四章   身近にある生と死を物語る      読者の想念上に生き続ける「おとうと」を求めて——『おとうと』論      ロマンとしての結核小説を脱構築する——『闘』論      ポスト結核小説としての『闘』の問題性      関東大震災を起点とする『きもの』の世界第五章   大自然を歩く 「台所育ち」の豊かな感性世界     「身近にあるすきま」の発見とその展開——「ひのき」(『木』)論      どのようにして想定外の景観を書くか(I)——『崩れ』論      どのようにして想定外の景観を書くか(Ⅱ)——『崩れ』論あとがき
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