• 発売日:2024/08/02
  • 出版社:築地書館
  • ISBN:9784806716686

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一寸の虫にも魅惑のトリビア

一寸の虫にも魅惑のトリビア

通常価格 2,420 円(税込)
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  • 発売日:2024/08/02
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商品説明
虫が苦手な人こそ読んで欲しい、虫が愛おしくなる一冊!

なぜそこにいるのか?
なぜその姿をしているのか?
なぜそのような行動をとるのか?

身近な虫もレアな虫も、小さな体にきらめく進化の妙。
むずかしくはないが深い話、知る人ぞ知る虫知識を、
世界的なザトウムシ研究者が虫への愛情たっぷりに紹介。

生殖・分布・形態のふしぎに魅せられる、
人生をちょっとだけ豊かにする虫のトリビア60話。
目次
はじめに
鳥取県の地図

4月
交尾栓 ─ギフチョウ
単独性から真社会性への移行を示すハチ─ホクダイコハナバチ
ファインマンさんゆかり(?)のヤスデ─ミコシヤスデ
100年ぶりの再発見─スズキダニザトウムシ

5月
巣穴の攻防─ハマベウスバカゲロウ
同胞種間の繁殖干渉─ナミテントウ
派手な色をした大型ヤスデ─アマビコヤスデ
奈良公園のシカが変化させたイラクサに適応─アカタテハ
染色体の地理的変異と交雑帯─イラカザトウムシ

6月
東亜・北米東部型隔離分布─マメザトウムシ
鳥取県東部で変わる翅色二型─アサヒナカワトンボ
雄より早く成熟する雌─ゴホントゲザトウムシ
ツバキとの軍拡競争で伸びた口─ツバキシギゾウムシ
分布拡大中の外来グモ ─クロガケジグモ

7月
名の由来はロシア人女性─エリザハンミョウ
氷ノ山で見つかった分布南西限の集団─ルイヨウマダラテントウ
山地草原種の消滅─ウスイロヒョウモンモドキ
ナボコフが愛したチョウ─ヒメシジミ
チェッカー盤型分布─ヒライワスベザトウムシ
湖山池汽水化で絶滅─ウチワヤンマ

8月
随時給餌をするハチ─ニッポンハナダカバチ
千代川と日野川で変異─アカサビザトウムシ
寒冷地でいなくなる雄と赤の女王仮説─ヒラスベザトウムシ
吸血なしで産卵できる渓流の吸血鬼─イヨシロオビアブ
雌先熟─トゲザトウムシ

9月
『砂の女』とハンミョウ─カワラハンミョウ
東亜・北米西部型隔離分布─ダイセンニセタテヅメザトウムシ
中国山地東部で激しく分化─ヤマトフキバッタ
単為生殖で倍数体─ハイイロヒョウタンゾウムシ
鳥取県ゆかりの絶滅危惧種─シルビアシジミ
温暖化で普通種になったチョウの擬態の謎─ツマグロヒョウモン

10月
奇跡の発見─オオナミザトウムシ
急速分布拡大の外来種─キマダラカメムシ
歴史の生き証人─スナムグリヒョウタンゾウムシ
円網は何度進化したか─ヤマウズグモ

11月
コモンでない古文書のクモ─イヨグモ
二同胞種が混在─ヨモギハムシ
宿主を操り生態系を支える─ハリガネムシ
大山の染色体交雑帯─ヒコナミザトウムシ

12月
鳥取市固有のヤスデ─コヤマホラケヤスデ
名にバイデンがつくザトウムシ─バイデントロフス・バイデンス
温暖化で北上かつ越年─ジョロウグモ
冬越しのための交尾?─キタキチョウ

1月
亜種から種に昇格─ハイイロフサヤスデ
鳥取県人ゆかりの冬のクモ─ダイセンヤチグモ
利己的DNA─ヒトハリザトウムシ
成体で冬越し─ゴホンヤリザトウムシ
厳冬が生み出す種分化─クロテンフユシャク

2月
絶食して越冬─オオヒメグモ
雪上を歩く─クモガタガガンボ
雪上を歩く・その2─セッケイカワゲラ
冬の風物詩の繭─イラガ

3月
イラガとの攻防?─ヒロヘリアオイラガ
最強生物─ドゥジャルダンヤマクマムシ
トレンチ行動─クロウリハムシ
春の訪れを告げる虫─ビロウドツリアブ

コラム
1 チョウ・ガやクモの雌生殖器
2 鳥取砂丘のエリザハンミョウの個体数調査
3 鳥取県におけるシカの食害
4 性染色体で性決定をする両性生殖で倍数体ができにくい理由

あとがき
参考文献
分類表
索引
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