捨己従人、後発先至、我順人背。
相手に逆らわず、相手の崩れの先手をとる。
型に終わらない太極拳の学び方・使い方の公開で
愛好家の支持を集めてきた陳式太極拳・池田秀幸師範。
大病を克服(※1)し、齢73歳にしてなお
現役指導者として活躍する池田師範の
最新理論・技術を太極拳経(※2)を紐解きながら
丁寧に紹介していきます。
※1…ステージ4の悪性腫瘍を抗癌剤治療マックス・副作用なしで完全寛解
※2…太極拳家のバイブルといわれる原理・技法論
CONTENTS
■1)虚実の身体…体軸を作る
・はじめに…虚実とは
・体軸の効果…①移動の効率化
・体軸の効果…②体がまとまる
○体軸の作り方
・はじめに…体軸のない身体
・体軸の作り方…上下に張る力を出す
・体軸と中枢神経
■2)ぶつからない戦略
・はじめに
・①手を掴まれた時(手揮琵琶)
・②突きに対して(セイエンチン)
・③ヘッドロックを掛けられた時
■3)技を使う三原則
◯原則①…方向
・はじめに
・剛には柔…①捻る力
・剛には柔…②伸びる力
◯原則②…タイミング
・はじめに
・背をとる…①足を掛ける
・背をとる…②突きを流す
◯原則③…力と速さ
・はじめに
・関節の連携…①突きの伸び
・関節の連携…②短距離の打ち
・速い動きに対し…無意識な反応
■4)統一体を使う
・はじめに…背骨と繋げる
・①構え方(肩甲骨と骨盤の相反)
・②上下の連動…その場(白鶴亮絲)
・②上下の連動…足を動かす(楼膝拗歩)
・③大きな相手への対処
■5)三種類の化勁
・化勁とは
・パターン①…そのまま行う
・パターン②…反対から行う
・パターン③…膝と肘の連携