宗教の視点から社会をえぐるノンフィクション・マガジン
季刊 宗教問題 Vol.49 2025年春季号
特集
「領解文」に揺れた西本願寺を問う
“現代人にもわかりやすいお経”がもたらした巨大念仏教団の危機
浄土真宗本願寺派はなぜつまづき、そしてまた立ち上がれたのか…!
2023年に「現代人にもわかりやすい教義文書」として浄土真宗本願寺派(西本願寺)が発表し、今後の布教伝道のコアになるとも目された「新しい領解文」。しかし宗門内からは「内容が教義に反していておかしい」との批判が噴出し、2年以上の混乱、騒動を経て今春、事実上の取り下げが決まりました。ただ、この騒動は単に本願寺派のみの問題にとどまらず、「わかりやすい」「親しみやすい」教えとは何なのかという問いを、宗教界全体に突きつけてもいます。宗門関係者ほか、島田裕巳、佐藤哲朗、田原由紀雄ら識者が徹底解説。
そのほか、宮城県で計画されているイスラム土葬墓地建設を問うて村井嘉浩県知事に直撃、また浄土宗や真宗大谷派の醜聞など、今号も「宗教と社会の現在」に鋭く切り込みます!
強力連載陣もますます好調!
兵頭二十八/大月隆寛/富岡幸一郎/広尾晃/末並俊司/東佑介