「来世は運命の相手と恋がしたい」。不慮の事故で命を落とす直前、怜奈はそう願いながら意識を失う。
そして目覚めると、怜奈は異世界の公爵令嬢・セレナになっていた。しかも、婚約者の第二王子が恋人との仲を見せつける、修羅場のただなかだった。セレナは首をかしげつつ、恋する二人を応援すると言い出し、従者のリュカを仰天させるのだった。この時を境に、高慢令嬢からおっとり姫に激変したセレナは、むしろ恋の悪役となり婚約破棄させてみせる、自分が国外追放となったあかつきには「運命の恋」をする、と胸に誓う。こうして画策した「悪役令嬢計画」なるものが、その一途で天然な性格で周りを巻き込んで――!?