• 発売日:2025/04/30
  • 出版社:森話社
  • ISBN:9784864051897

読み込み中…

越境する革命

越境する革命

村田 裕和 (編集)
越野 剛 (編集)
田村 容子 (編集)
和田 崇 (編集)
通常価格 5,940 円(税込)
通常価格 セール価格 5,940 円(税込)
SALE 売り切れ
  • 発売日:2025/04/30
  • 出版社:森話社
  • ISBN:9784864051897
ネットストア在庫 詳細
    読み込み中...
My店舗在庫
    My店舗登録で在庫確認と店舗お受け取りのご利用が可能になります。(要ログイン)
  • 在庫表示のサンプル
商品説明
芸術か? プロパガンダか?  国境を越え、ジャンルを越え、イデオロギーを越えて流転する〈革命の芸術〉。その東アジアにおける展開と受容の過程を中心に多角的に分析する。プロレタリア文学・左翼芸術運動×アダプテーションの新研究。
S・トレチャコフ、M・ゴーリキー、A・シンクレア、M・ゴールド、小林多喜二、村山知義、千田是也、平林たい子、宮本百合子、湯浅克衛、大田洋子、廉想涉、金南天、姜敬愛、楊振声、但娣、楊逵、新築地劇団、上海芸術劇社、風車詩社、『ニュー・マッセズ』、『華文大阪毎日』……
目次
咆哮する東アジア──はじめに 村田 裕和



Ⅰ 東アジアを翻案する——セルゲイ・トレチャコフという回路

1. セルゲイ・トレチャコフと中国——政治と芸術の革命越野 剛

2. ロシア極東のトレチャコフと「トゥヴォルチェストヴォ」 スティーブン・リー

3. 咆吼のこだま——『吼えろ、中国!』とその中国・台湾での翻案 鄢 定嘉

4. 犠牲者プロパガンダに抗して——ソ連における中国表象とセルゲイ・トレチャコフ 亀田 真澄



Ⅱ 終わりなき演出──文化越境者(メディア)としての村山知義・千田是也

1. ネオ・ダダの都から転換の都市へ——村山知義が描いたベルリン 西岡 あかね

2. 中国プロレタリア演劇におけるモダニズムと村山知義——築地小劇場から上海芸術劇社、木人戯社へ 中村 みどり

3. 村山知義と在日朝鮮人プロレタリア演劇運動 韓 然善

4. 編み合わせのアダプテーション──千田是也と戦間期の日独アジプロ演劇 萩原 健



Ⅲ 境界/抑圧を描く──ジェンダー・セクシュアリティ・労働

1. プロレタリア文学に描かれた「子殺し」——平林たい子「夜風」を中心に 鳥木 圭太

2. 社会的再生産を可視化する——宮本百合子「乳房」と女性による左翼運動 飯田 祐子

3. ハウスキーパー問題論——湯浅克衛「焰の記録」 ヘザー・ボーウェン=ストライク

4. 恋愛から同志愛へ——満洲国女性作家・但娣の文学 羽田 朝子



Ⅳ 植民地・被占領地の文化実践——韓国・台湾・中国・満洲

1. リアリズム文学のモダニズム的読解について——廉想涉と金南天の場合 朴宣榮

2. 米と綿、そして移動する無産者たち——姜敬愛『人間問題』に見る一九三〇年代植民地朝鮮の経済と労働者階級の形成 李 珠姫

3. 語らぬ少女の語るもの——楊振声「搶親」と『独立評論』 杉村 安幾子

4. 一九三〇年代の台湾文壇に交差する二つの前衛——楊逵と風車詩社 陳 允元

5. 日中戦争期の被占領地域における演劇——『華文大阪毎日』掲載記事にみる日中演劇交渉 田村 容子



Ⅴ 翻訳・翻案(アダプテーション)の政治学──文化移転の諸相

1. 受け継がれる浮浪者の気勢──小林多喜二の初期作品にみるゴーリキーの影響 ブルナ・ルカーシュ

2. 日米プロレタリア文学の往来──ナップ系メディアと雑誌『ニュー・マッセズ』を中心に 和田 崇

3. 新築地劇団と劇団築地小劇場──『母』『吼えろ支那』『西部戦線異状なし』の競演と継承 村田 裕和

4. 一九五〇年代ルーマニアにおける日本文学──大田洋子著「どこまで」の場合 ホルカ・イリナ



左翼芸術・文化運動年表(一九一六~一九四〇) 村田 裕和(編)
 
詳細を表示する

カスタマーレビュー

honto本の通販ストアのレビュー(0件)

並び順:
1/1ページ

最近チェックした商品