カマイタチ

大正6年、帝都・東京では、一瞬のすさまじい風とともに殺人や強盗が起こるという奇妙な事件が相次ぎ、「鎌鼬（かまいたち）の仕業」と恐れられていた。その真相を探るべく相談を受けた松島は、手掛かりをつかむために向かった上野の貧民街で、一人の老婆に遭遇し……。
大正ロマン薫る浅草、銀座、上野などを舞台に繰り広げられる、奇怪な事件と相談解決に奔走する相談員たちの人情活劇！
そのほか２本のショートストーリーを含む３編の短編小説です。