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17世紀フランス文法家証言集Ⅶ

17世紀フランス文法家証言集Ⅶ

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商品説明
 17世紀になると、フランス人の母国語に対する意識・姿勢が16世紀の人々と大きく変わった。16世紀の人々は母国語を思いのままに、自由奔放に使用したが、17世紀の人々は母国語に規律・規範を求めた。
 自由奔放な言葉使いから規律・規範を求める言葉使いへ、人々の母国語に対する対応姿勢の変化や彼等の取り組みは、17世紀のフランス語にも随所に見られる。
 例えば、Wartburgは、その例として、16世紀の自由奔放な言葉使いに取り組み、不明瞭な表現に規律・規範を設けたMalherbeの例を示している。
 本書で取り上げた形容詞でも、17世紀フランス文法家達は規律・規範を求めてさまざまな見解を主張している。
 彼等が留意し、規律・規範を求めた問題は多岐にわたる。
 形容詞の品詞としての位置づけについて、形容詞の一致、付加形用詞の位置、形容詞の比較、形容詞の女性形の作り方、形容詞の複数形の作り方、指示形容詞の古形の使用、所有形容詞の用法、若干の形容詞の特殊用法、指小語論争、等々に、17世紀フランスの文法諸家は、さまざま見解を表明している。
 例えば、形容詞の一致の問題では、後述のようにVaugelasはじめ、Th.Corneille、Andry、Academie などがDemiの一致に規律を求め、この語の不明瞭な使用の排除に努めている。
 Haaseは形容詞Demiの一致に関する17世紀フランス文法家たちの考えと、この語の17世紀における使用状況を用例に示し的確に記している。
 なお、現代フランス語では、Demiが名詞に前置される「demi- +名詞(例 demi-heure, etc.)」の場合、demiは接頭辞的使用)とみなされ、demiは不変。しかし、Demiが名詞に後置された「名詞+ et demi(例 deuxheures et demie, etc.)」の場合は、demiは先行名詞の性と一致する。ただし、数は常に単数形である。
 本書は、17世紀フランス文法家が取り組んだ形容詞の諸問題を調査対象とし、彼らの見解を収集した。とりわけ、フランス語の規律・規範に深くかかわった、OudinとVaugelasが留意し関心を示した形容詞の諸用法および形容詞の表現を主とした。
 したがって、本書は17世紀フランス文法家の形容詞に関する証言を調査・収集した資料集である。類書がとぼしい現在、このような証言資料集は17世紀フランス語解明やフランス語研究に寄与するといえる。
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