二千年以上の長きにわたり中国のみならず、日本を含む東アジア各国に強い影響力を与え続けた儒教思想。その儒教思想の中で重要視された経書、『四書五経』の一つで、中国最古の書物の一つでもある『尚書(書経)』。
『尚書』は成立過程が複雑であり、具体的な解釈も含めて古くから様々な研究が行われている。
本書はその中から、文献に基づく実証的な古典解釈「考証学」に基づいて、清朝初期に行われた尚書研究書 閻若璩『尚書古文疏證』と「考証学」に基づいて歴史、古典、思想、等について解釈した書、顧炎武『日知録』の中から尚書に関して記述したものを紹介する。