まえがき─学際的比較法の勧め─
序論─法とグローバリゼーション入門─
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.『法とグローバリゼーション入門』の概要
Ⅲ.結語
【補論─学際的比較法の勧め─】
第1部比較法の思想─コスモポリタン法学序説─
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.『コスモポリタン法学』序論「どこに『真の活動』があるのか(Where the ‘Real Action’ Is)─比較法からコスモポリタン法学へ─」
(ヘルゲ・デデク)
Ⅲ.『コスモポリタン法学』第1部「比較法の伝統─コンテクスト、歴史、見込み(Promise)─」
Ⅳ.『コスモポリタン法学』第2部「伝統の概念─その可能性と課題─」
Ⅴ.『コスモポリタン法学』第3部「境界を横断する─文化移転、法的コスモポリタニズム、国家の解消─」
Ⅵ.結語
第2部比較法の方法 ─「黒いガイウス」論からの出発─
Ⅰ.序言
Ⅱ.モナテリの「黒いガイウス」精読
1.西欧的ルーツの捏造
2.西欧の天才(the Western Genius)の批判
3.結論─「西欧マインド(the Western Mind)の終焉」─
4.要約
Ⅲ.「黒いガイウス」の挑戦(その1)─比較法方法論への貢献─
Ⅳ.「黒いガイウス」の挑戦(その2)─モナテリの『比較法の諸方法への序論』─
1.本書の「序文」から
2.学問(自律的学問分野)としての比較法
3.比較法と法的地理学(legal geography)
4.比較法と法史学
5.比較法と法理論(legal theory)
6.比較法と法改革(legal reforms)
7.本書における「比較法の方法」
Ⅴ.結語
第3部比較法史の実践─歴史叙述としての民事訴訟─
Ⅰ.序言
Ⅱ.ヴァン・カネへムの『ヨーロッパ民事訴訟の歴史』
Ⅲ.歴史小品─ヴァン・カネへム『ヨーロッパ民事訴訟の歴史』の基礎にあるもの─
Ⅳ.ヴァン・レーの比較民事訴訟法史─ヴァン・カネへムに続くもの─
Ⅴ.クヌート・ヴォルフガング・ネルの『ヨーロッパ大陸民事訴訟概史』
Ⅵ.手続的ユス・コムーネの再生
1.序言
2.ヨーロッパ民事訴訟法学の基礎とハーモナイゼーション─シュテュルナーの場合─
3.法史学からの貢献─ヴァン・レーのハーモナイゼーション理論─
4.比較法学からの挑戦─グレンの法伝統論を中心に─
5.結語
結論─比較法学再考─
索引