後鼻漏とは、のどの奥へ鼻水が流れこんでくる症状をいいます。鼻水は鼻の中を潤すために欠かせないもので、通常、私たちは意識せずに飲み込んでいます。しかし、鼻腔や副鼻腔、咽頭などに問題があると、「飲み込みづらい」「のどに絡む」「つかえる」「咳や痰が出る」などの不快感を覚える場合があります。後鼻漏が厄介なのは、自律神経の失調や歯の炎症などでも起こる場合があり、検査を受けても原因不明とされてしまうことがあることです。
また、後鼻漏による鼻汁は、炎症を起こす物質が含まれているため、鼻から喉に落ちると喉が焼けて痛いと感じます。これを気管支の方に吸い込むと、気管支粘膜に炎症をおこします。そして、喘息のような症状に苦しむこととなるわけです。
それでは、後鼻漏の緩和、改善を図るにはどうすればよいのか?
本書では、後鼻漏の症状や現状における治療法について解説しています。また、「身体にやさしく、おだやかに」後鼻漏の症状を緩和する天然成分を紹介、天然成分の活用によって、後鼻漏のつらい症状から解放された方々の声も収録しています。