平凡なサラリーマンであった著者は、ある日、出会った一枚の絵によって美術の世界へ。集めた名品のコレクションは自宅に展示し「すどう美術館」として開放、のちに銀座に同名のギャラリーを開館するまでになる。本書は、2001年刊行『世界一小さい美術館ものがたり』に続く2冊目のエッセイ集。
「絵を描く人は絵バカにならず、どれだけ自分を豊かにし、人間としての魅力を作るかが、
カギを握っているように思うのです」「抽象的な作品(現代アート)はこちらから頭を働かせ、自分の見方で作品と対話し、作家と見る自分、二人で作品を作り上げていく面白さがある」など、好きな美術品と対峙する中で深まっていった独自の芸術観がちりばめられている。