シェークスピアのソネット全154篇の翻訳。英語原文も付す。
劇作家として世界文学史上に燦然と輝くシェークスピアは多くの詩を書き、ソネットも154篇残している。彼のソネットは、若い男性(美男子)に子作りを勧める詩、美男子に対する作者の愛を歌った詩、若い女性への愛の詩、そして寓話的なキューピッドの詩、の四つに分類することができる。シェークスピアのソネットの形式は14行が続けて書かれており、日本でよく見られる4433の形式で連ごとに空き行が置かれているスタイルとは異なり、4行ずつのまとまり3連のあとにカプレットと呼ばれる要約的な意味合いの2行の連が置かれるという形。シェークスピアの英語は400年以上前のものなので、単語の意味や文法も現在とは違った部分も多く、訳出は困難を極める。7年にわたる努力の末に完成したオリジナル翻訳。